18歳成人の契約トラブル注意喚起

　民法改正で成年年齢が18歳に引き下げられたのに伴い、東三河広域連合は若者を狙う業者とのトラブルを避けるための啓発動画を「ＹｏｕＴｕｂｅ」で配信している。
　「契約は自己責任～脱毛エステ編」と題し、契約時に起きやすいトラブルについて解説した。予告編と解決編（各３分程度）、フルバージョン（約19分）＝ＱＲコード＝の３種類がある。東三河の現役女子高校生が出演している。脱毛エステサロンの無料カウンセリング広告を見て来店した女子高生らが、契約知識のなさにつけ込まれ、消費者トラブルに巻き込まれていく様子を描いた。
　法改正で18歳の高校生でも親の同意なしに消費者契約ができ、未成年者取消権がなくなったことでトラブルに発展しやすい点を指摘。月々の支払額で安く見えても、総額で数十万円に膨らむことなどに警鐘を鳴らしている。
　ドラマに続いて、契約時の盲点やトラブルが起きた際の対処法などを広域連合職員が解説。困ったら迷わず消費生活センターのホットライン「１８８」への相談を呼び掛けた。
【加藤広宣】