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豊橋の白山比咩神社例大祭「吉田花祭り」

「吉田花祭り音頭」の踊りを披露する子どもたち=豊橋・広小路通りで
「吉田花祭り音頭」の踊りを披露する子どもたち=豊橋・広小路通りで

 豊橋市広小路3の白山比咩(はくさんひめ)神社の例大祭「吉田花祭り」で5日、花行列が繰り広げられた。鮮やかなピンク色の花飾り「勝花(かちばな)」を背負って住民らが練り歩いたほか、今年は創作した「吉田花祭り音頭」の踊りを初めて披露。昨年、途絶えていた祭りを本格的に復活させ、今年も住民らの手で執り行われた。
 花行列は、6カ町の氏子や子ども、花園幼稚園の園児ら約100人が参加。和紙3枚で作った花びら(計約1万8000房)を飾り付けた2㍍前後の勝花を背負ったり、神輿(みこし)につけたりして、市中心街の広小路通りを歩いた。
 ピンク色が映える青空の下、途中で計8回、吉田花祭り音頭の踊りを繰り広げ、「ヨイショ」などの声が響いた。最後に縁結び、金運、学業成就の「開運銭」も配られた。
 三河国吉田名蹤(めいしょう)綜録によると、江戸時代の1665年、花祭りが始まり、紙で作った桜花を飾り付けた竹を若者が背負い、踊りながら練り歩いたとされる。1945年の豊橋空襲による被災で途絶え、昨年から本格的に再開させた。
 氏子町内は少子化、人口減少などが進む一方、近年はマンション建設で新しい住民も加わる。祭り実行委員長の小林琢磨さん(75)は「まちおこしと住民の絆、子どもたちの郷土への愛着を願い、祭りを復活、何もないところから始め、人集めなどの苦労もあるが、住民の皆さんの協力でできた」と感謝していた。
(中村晋也)

 豊橋市広小路3の白山比咩(はくさんひめ)神社の例大祭「吉田花祭り」で5日、花行列が繰り広げられた。鮮やかなピンク色の花飾り「勝花(かちばな)」を背負って住民らが練り歩いたほか、今年は創作した「吉田花祭り音頭」の踊りを初めて披露。昨年、途絶えていた祭りを本格的に復活させ、今年も住民らの手で執り行われた。
 花行列は、6カ町の氏子や子ども、花園幼稚園の園児ら約100人が参加。和紙3枚で作った花びら(計約1万8000房)を飾り付けた2㍍前後の勝花を背負ったり、神輿(みこし)につけたりして、市中心街の広小路通りを歩いた。
 ピンク色が映える青空の下、途中で計8回、吉田花祭り音頭の踊りを繰り広げ、「ヨイショ」などの声が響いた。最後に縁結び、金運、学業成就の「開運銭」も配られた。
 三河国吉田名蹤(めいしょう)綜録によると、江戸時代の1665年、花祭りが始まり、紙で作った桜花を飾り付けた竹を若者が背負い、踊りながら練り歩いたとされる。1945年の豊橋空襲による被災で途絶え、昨年から本格的に再開させた。
 氏子町内は少子化、人口減少などが進む一方、近年はマンション建設で新しい住民も加わる。祭り実行委員長の小林琢磨さん(75)は「まちおこしと住民の絆、子どもたちの郷土への愛着を願い、祭りを復活、何もないところから始め、人集めなどの苦労もあるが、住民の皆さんの協力でできた」と感謝していた。
(中村晋也)

「吉田花祭り音頭」の踊りを披露する子どもたち=豊橋・広小路通りで
「吉田花祭り音頭」の踊りを披露する子どもたち=豊橋・広小路通りで

カテゴリー:社会・経済 / 芸能・文化

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