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3年目の「東三河新たまごサンドプロジェクト」

蟹玉入りの中華まんで昨年のプロジェクトに参加した石川さん=新珠飯店で
蟹玉入りの中華まんで昨年のプロジェクトに参加した石川さん=新珠飯店で

 地場食材を生かした飲食店のメニュー開発を支援しようと、県東三河総局(東三河県庁)が企画する「東三河新たまごサンドプロジェクト」が3年目を迎えた。初年度は偶然にも新型コロナウイルス禍と重なり、2年目の昨年は業態転換を意識する店など参加数は3倍に膨らんだ。店側も知恵を絞り、新たな定番メニューが生まれつつある。
 東三河県庁によるとプロジェクトは当初、コロナ禍に伴う救済的な支援策とは違い、参加も14店だった。一方、感染拡大で営業時間短縮などの自粛要請が強まる中、行政も飲食店での小売など業態転換を奨励し始めた。プロジェクトも第2弾で参加店は47に増えた。
 ルールは、東三河の卵と食材を使ってサンドイッチとして提供するだけだ。昨年度まで任意だった持ち帰り販売は今年から必須になった。
 今回の募集は7月15日まで。この間、6月20日に説明会を開く。料理や販売促進の専門家から助言を受けて10月から発売開始となる。
 豊橋市駅前大通1の中国料理「新珠飯店」も商工会議所などの勧めで昨年度参加した。サンドイッチとは縁遠い中華料理店が発案したのは「中華まん」だ。
 人気の天津飯など卵料理には自信がある。中華料理の定番「蟹玉(かにたま)」を具材にした。主催者にルールを確認したところ、まんじゅうで包んでもいいことを確かめた。
 1個330円で店内提供や持ち帰りのほか、小売販売も始めた。さらに冷凍食品として改良を重ね、電子レンジでの調理も可能になった。
 今後は卵とは別の具材を使った「中華まん」のシリーズ化や、、エビチリや麻婆豆腐など中華料理独自のソースの小売販売も検討中という。
 店員の石川千恵子さんは「コロナ禍の営業自粛で時間だけができた。焦りもあったが、何か新しいことに挑むべきと知恵を絞ることに前向きになれた」とプロジェクトを振り返った。
 プロジェクトの問い合わせは委託先のヒカリ・レンタル(0532・46・1823)へ。
【加藤広宣】

 地場食材を生かした飲食店のメニュー開発を支援しようと、県東三河総局(東三河県庁)が企画する「東三河新たまごサンドプロジェクト」が3年目を迎えた。初年度は偶然にも新型コロナウイルス禍と重なり、2年目の昨年は業態転換を意識する店など参加数は3倍に膨らんだ。店側も知恵を絞り、新たな定番メニューが生まれつつある。
 東三河県庁によるとプロジェクトは当初、コロナ禍に伴う救済的な支援策とは違い、参加も14店だった。一方、感染拡大で営業時間短縮などの自粛要請が強まる中、行政も飲食店での小売など業態転換を奨励し始めた。プロジェクトも第2弾で参加店は47に増えた。
 ルールは、東三河の卵と食材を使ってサンドイッチとして提供するだけだ。昨年度まで任意だった持ち帰り販売は今年から必須になった。
 今回の募集は7月15日まで。この間、6月20日に説明会を開く。料理や販売促進の専門家から助言を受けて10月から発売開始となる。
 豊橋市駅前大通1の中国料理「新珠飯店」も商工会議所などの勧めで昨年度参加した。サンドイッチとは縁遠い中華料理店が発案したのは「中華まん」だ。
 人気の天津飯など卵料理には自信がある。中華料理の定番「蟹玉(かにたま)」を具材にした。主催者にルールを確認したところ、まんじゅうで包んでもいいことを確かめた。
 1個330円で店内提供や持ち帰りのほか、小売販売も始めた。さらに冷凍食品として改良を重ね、電子レンジでの調理も可能になった。
 今後は卵とは別の具材を使った「中華まん」のシリーズ化や、、エビチリや麻婆豆腐など中華料理独自のソースの小売販売も検討中という。
 店員の石川千恵子さんは「コロナ禍の営業自粛で時間だけができた。焦りもあったが、何か新しいことに挑むべきと知恵を絞ることに前向きになれた」とプロジェクトを振り返った。
 プロジェクトの問い合わせは委託先のヒカリ・レンタル(0532・46・1823)へ。
【加藤広宣】

蟹玉入りの中華まんで昨年のプロジェクトに参加した石川さん=新珠飯店で
蟹玉入りの中華まんで昨年のプロジェクトに参加した石川さん=新珠飯店で

カテゴリー:社会・経済

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