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目指すは新城に猫保護の拠点

子猫が多かった猫球による譲渡会=新城市役所鳳来支所で
子猫が多かった猫球による譲渡会=新城市役所鳳来支所で
1匹ずつ、猫の来歴や性格が書かれたカルテ
1匹ずつ、猫の来歴や性格が書かれたカルテ

「地域猫サポーター猫球」が譲渡会

 猫の譲渡会が12日、新城市役所鳳来支所であった。主催は「地域猫サポーター猫球」。月に1度の譲渡会の定期開催を始めて1年になる。
 代表は青木琴美さん。2011年10月、子猫の里親探しをネットで始めた。同年、豊橋市の市民団体と協力して新城総合公園で飼い主のいない猫の地域猫活動に参加。手術されて戻ってきた猫の餌やり当番として週3回、公園に通った。20年8月にホームページを立ち上げ、同年9月に発覚した新城市内の猫の多頭飼育崩壊事件にも関わっている。現在は5人が猫球メンバーとなっている。
 会場にはケージに入れられた14匹の猫が新しい飼い主を待っていた。猫の成育歴などを書いたカルテがケージに貼ってあった。
 季節柄、子猫が多い。疲れたのか身を寄せ合って寝ている子、遊んでもらおうと飛び跳ねる子がいた。また、多頭飼育崩壊現場で、その後に生まれた生後11カ月のきょうだいもいた。会場に家族で見に来る人もおり、猫を抱き上げるなどしていた。
 青木さんによると、猫球が保護しているのは現在、成猫7匹と子猫6匹。譲渡会は第2日曜に開いているが、必ずしも新しい飼い主が見つかるとは限らない。成猫になるほど、引き取り手が減っていくのはどこも同じだ。
 新城市は、不妊・去勢手術をせずに猫を外飼いしている家庭が少なくない。飼い主のいない猫が減らない理由の一つになっている。今回、飼い主を探している5匹は駐車場に捨てられているところを保護したという。
 新城ロータリークラブの先月の例会で地域猫活動についてスピーチした青木さん。2年以内に法人化して収益を得て活動を継続すると話した。夢は「ボランティアを支援するボランティアになりたい。新城に拠点施設をつくりたい」だ。
 蒲郡市が今年度から飼い主のいない猫の不妊・去勢手術の補助を始めた。東三河の市で制度がないのは新城市と田原市。青木さんは「誰でも簡単に使える制度を新城市も導入してほしい」と訴えている。
【山田一晶】

「地域猫サポーター猫球」が譲渡会

 猫の譲渡会が12日、新城市役所鳳来支所であった。主催は「地域猫サポーター猫球」。月に1度の譲渡会の定期開催を始めて1年になる。
 代表は青木琴美さん。2011年10月、子猫の里親探しをネットで始めた。同年、豊橋市の市民団体と協力して新城総合公園で飼い主のいない猫の地域猫活動に参加。手術されて戻ってきた猫の餌やり当番として週3回、公園に通った。20年8月にホームページを立ち上げ、同年9月に発覚した新城市内の猫の多頭飼育崩壊事件にも関わっている。現在は5人が猫球メンバーとなっている。
 会場にはケージに入れられた14匹の猫が新しい飼い主を待っていた。猫の成育歴などを書いたカルテがケージに貼ってあった。
 季節柄、子猫が多い。疲れたのか身を寄せ合って寝ている子、遊んでもらおうと飛び跳ねる子がいた。また、多頭飼育崩壊現場で、その後に生まれた生後11カ月のきょうだいもいた。会場に家族で見に来る人もおり、猫を抱き上げるなどしていた。
 青木さんによると、猫球が保護しているのは現在、成猫7匹と子猫6匹。譲渡会は第2日曜に開いているが、必ずしも新しい飼い主が見つかるとは限らない。成猫になるほど、引き取り手が減っていくのはどこも同じだ。
 新城市は、不妊・去勢手術をせずに猫を外飼いしている家庭が少なくない。飼い主のいない猫が減らない理由の一つになっている。今回、飼い主を探している5匹は駐車場に捨てられているところを保護したという。
 新城ロータリークラブの先月の例会で地域猫活動についてスピーチした青木さん。2年以内に法人化して収益を得て活動を継続すると話した。夢は「ボランティアを支援するボランティアになりたい。新城に拠点施設をつくりたい」だ。
 蒲郡市が今年度から飼い主のいない猫の不妊・去勢手術の補助を始めた。東三河の市で制度がないのは新城市と田原市。青木さんは「誰でも簡単に使える制度を新城市も導入してほしい」と訴えている。
【山田一晶】

子猫が多かった猫球による譲渡会=新城市役所鳳来支所で
子猫が多かった猫球による譲渡会=新城市役所鳳来支所で
1匹ずつ、猫の来歴や性格が書かれたカルテ
1匹ずつ、猫の来歴や性格が書かれたカルテ

カテゴリー:社会・経済

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