「大和の大いちょう」おたすけ隊が県観光協会会長賞

　豊川市豊津町割田の「大和の大いちょう」の環境整備やイベント活動を長年続けてきた「大和の大いちょうおたすけ隊」が、県観光協会会長賞を受賞した。28日、市役所で竹本幸夫市長らに報告した。
　隊は２００９年に発足した。樹木周辺の清掃や保全、駐車場での案内などを続けている。当初は一般的には無名の木だったが、隊の活動のおかげで観光資源化し、フォトコンテストの被写体になっているほか、パンフレットやポスターに登場するようになった。昨シーズンからはライトアップも始まった。
　木は高さ約25㍍。枝は水平方向に10㍍以上伸びている。
　報告に来たのは隊長の市川靖雄さん、事務局長の市川洋至さん、隊員の山本嘉明さん。３人は、市がフェンスやトイレ、看板などを設置してくれたことに感謝しつつ、活動を振り返った。18年の台風24号による風害と塩害で大きな被害が出たものの、ようやく元の姿に戻りつつあるという。「活動を継続してきたおかげ」と話した。
【山田一晶】