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二川本陣と駒屋修理へCFで資金調達

二川宿本陣の主屋(提供)
二川宿本陣の主屋(提供)
はがれ落ちた駒屋北土蔵の漆喰(同)
はがれ落ちた駒屋北土蔵の漆喰(同)
二川本陣と駒屋修理へCFで資金調達

 豊橋市は市の文化財などに指定されている「二川宿本陣主屋」と「商家駒屋北土蔵」の漆喰(しっくい)などの改修費用の一部を、専用サイト「ふるさとチョイス」=QRコード=を使ったクラウドファンディング(CF)で募っている。寄付額は、ふるさと納税の控除対象となる。9月20日午後11時59分までに、250万円の調達を目指す。
 本陣跡主屋は西側外壁と厠(かわや)の屋根付近、駒屋北土蔵は南側外壁の3カ所の漆喰(しっくい)を塗り替える。特に駒屋は直射日光を浴びて屋根のへり付近で漆喰が剥がれ落ち、修復が急がれる。
 二川宿本陣跡は1987年に市の史跡に指定された。1991年の完成から30年余り、大規模修繕はしていない。2003年に有形文化財指定の駒屋は14年の復元改修から8年がたつ。
 二川は、江戸時代に建った本陣や旅籠屋(はたご)、商家跡が残り、見学できる全国唯一の旧宿場町として知られる。敷地内には二川宿本陣資料館などもあり、文化財を見ながら歴史を学べる。
 改修工事はCFのほか市一般財源で賄う。寄付者には、二川宿本陣資料館の招待券や収蔵品図録、宿場印を返礼品として贈る予定だ。
 文化財修復を目的としたCFは、世界遺産にも指定される法隆寺(奈良県)や富岡製糸場(群馬県)などが有名。
 資料館の早野祐美子主任学芸員は「建物の歴史的価値は高く、構造に影響が及ばないよう修復を急ぐ箇所に絞った。全国唯一の遺産を後世に伝える必要がある」と協力を呼び掛けている。
 CFは「企業版ふるさと納税」でも可。問い合わせは二川宿本陣資料館(0532・41・8580)へ。
【加藤広宣】

 豊橋市は市の文化財などに指定されている「二川宿本陣主屋」と「商家駒屋北土蔵」の漆喰(しっくい)などの改修費用の一部を、専用サイト「ふるさとチョイス」=QRコード=を使ったクラウドファンディング(CF)で募っている。寄付額は、ふるさと納税の控除対象となる。9月20日午後11時59分までに、250万円の調達を目指す。
 本陣跡主屋は西側外壁と厠(かわや)の屋根付近、駒屋北土蔵は南側外壁の3カ所の漆喰(しっくい)を塗り替える。特に駒屋は直射日光を浴びて屋根のへり付近で漆喰が剥がれ落ち、修復が急がれる。
 二川宿本陣跡は1987年に市の史跡に指定された。1991年の完成から30年余り、大規模修繕はしていない。2003年に有形文化財指定の駒屋は14年の復元改修から8年がたつ。
 二川は、江戸時代に建った本陣や旅籠屋(はたご)、商家跡が残り、見学できる全国唯一の旧宿場町として知られる。敷地内には二川宿本陣資料館などもあり、文化財を見ながら歴史を学べる。
 改修工事はCFのほか市一般財源で賄う。寄付者には、二川宿本陣資料館の招待券や収蔵品図録、宿場印を返礼品として贈る予定だ。
 文化財修復を目的としたCFは、世界遺産にも指定される法隆寺(奈良県)や富岡製糸場(群馬県)などが有名。
 資料館の早野祐美子主任学芸員は「建物の歴史的価値は高く、構造に影響が及ばないよう修復を急ぐ箇所に絞った。全国唯一の遺産を後世に伝える必要がある」と協力を呼び掛けている。
 CFは「企業版ふるさと納税」でも可。問い合わせは二川宿本陣資料館(0532・41・8580)へ。
【加藤広宣】

二川宿本陣の主屋(提供)
二川宿本陣の主屋(提供)
はがれ落ちた駒屋北土蔵の漆喰(同)
はがれ落ちた駒屋北土蔵の漆喰(同)
二川本陣と駒屋修理へCFで資金調達

カテゴリー:社会・経済

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