豊橋西と東、渥美農業がコールド発進 高校野球愛知大会

　「第１０４回全国高等学校野球選手権愛知大会」は10日、大会３日目を迎えた。今大会から導入された継続試合を含め、１回戦27試合を予定していたが、尾張地方の荒天のため、小牧球場の豊橋南－名経大高蔵が中止となったほか、３試合が継続試合となった。
　一宮球場第１試合で渥美農は修文学院と対戦。一回、四球の河合大を単打と犠飛で返し効率よく先制。三回には６四死球を選び、打者11人が無安打で５点。六回には田中の右越え３点本塁打など打者16人が７長短打を浴びせて12点を奪い、コールド勝ちした。
　阿久比球場の第２試合は豊橋西が武豊と対戦。一回、敵失で出塁の山口を犠打と犠飛で返し先制。三回には打者一巡の猛攻で５点、七回には打者12人で７点を挙げ、コールド勝ちした。投げては夏目、鈴田のリレーで１安打に抑え、二塁を踏ませなかった。
　注目の豊橋中央は岡崎球場の第１試合で豊田大谷と対戦した。２点を先制された七回、中前打で出塁の内田を犠打などで進め布施の中越え二塁打で返し１点。だが、八回、九回とも先頭打者が二塁打を放ちながら、後が続かず惜敗した。
　第３試合で知立と対戦した豊橋東は同点で迎えた四回、２四球の走者をスクイズと左前打で返し再びリード。八回には万見と日高の連続二塁打などで一挙６点を奪いコールド勝ちした。
　継続試合となった国府は、阿久比球場で日福大付と五回途中から試合を再開。打ち切り前は打たれながらも要所を抑えていた前田が六回につかまり４失点。その後雷のため試合が一時中断、国府も七回、２点を返したがその裏に再び突き放された。
　春日井球場で向陽と対戦した豊橋工科は初回に一挙６点を奪われ、五回コールド負け。
　10日は岡崎市民球場に東三河勢３チームが登場する。
【取材班】

　９日の結果
▽１回戦
○…岡崎…○
豊橋中央
００００００１００｜１
０１１０００００Ｘ｜２
豊田大谷
（豊）内田－都築（田）三浦貴－内藤

知立
０１００００２０｜３
１００２１００Ｘ｜10
豊橋東
（八回コールド）
（知）木下－松岡（豊）加藤－石黒

○…阿久比…○
豊橋西
１０５１２７｜16
００００００｜０
武豊
（六回コールド）
（豊）夏目、鈴田－石本（武）渡辺－南原【本】冨田（豊）

国府
０２００１０２００｜５
０１０００４２０Ｘ｜７
日福大付
（五回表１死から再開）
（国）前田、中村、大谷－山本（日）間瀬－清田
○…一宮市営…○
渥美農
１１５０２12｜21
０００００２｜２
修文学院
（六回コールド）
（渥）亀沢、渡会、西山、亀沢－河合（修）長沢、若杉、長沢－太田【本】田中（渥）
○…春日井市民…○
豊橋工
０００００｜０
６１０３Ｘ｜10
向陽
（五回コールド）
（豊）中嶋－加藤（向）加藤－高嶋