豊橋で東三河外食産業展示会が開幕

　「第29回東三河外食産業展示会」が12日、豊橋市藤沢町の「ロワジールホテル豊橋」で開幕した。食品、調味料、製菓、機器など外食に関係する約１００社が出展して最新の商品を紹介した。
　東三河外食産業振興会主催、東愛知新聞社など後援。外食産業の振興が目的で、飲食の関係者ら多くの来場者でにぎわった。
　会場には、最新の技術で作り上げた飲食店向けの冷凍食品をはじめ、簡単に調理できる食材、次々とトーストが焼ける機器、簡単にピザが焼ける電気釜などが勢ぞろいした。バラエティーに富んだ業務用食材が多数出品され、来場者たちは試食して味を確認した。今回初めてオンライン配信し、会場の様子をＹｏｕＴｕｂｅで発信した。
　恒例の料理人が予算内で調理したメニューを競う「一皿料理コンテスト」は中止になった。代わりに、豊橋調理製菓専門学校生徒が地産地消をコンセプトに考えた料理などの発表があった。
　三つのセミナーも開催。「電子商品券とよっペイ活用術」や「小規模事業者向け補助金活用」「ＳＮＳ集客術のコツ」がテーマだった。
　振興会の荒島一実会長は「新型コロナウイルス禍が続いており、外食産業は厳しい状況。東三河から火を消してはいけないとの気持ちで開催した。素晴らしい食品や機材を飲食店と結びつけられれば」と話していた。
　13日は午前10時～午後４時。入場には招待券が必要だが、希望者向けに会場入り口で配っている。
【竹下貴信】