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豊橋市動物愛護センターはほいっぷ内から周辺農地へ

ほいっぷと周辺の農地 (C)Google Earth
ほいっぷと周辺の農地 (C)Google Earth

 豊橋市は23日、建設を目指す市動物愛護センター(仮称)の計画地について、当初の同市中野町の保健所・保健センター(ほいっぷ)敷地内から変更し、その周辺の農地にすると発表した。市議会福祉教育委員会で明らかにした。
 市は昨年8月、7カ所の候補地の中から、アクセスの良さ、災害対策のしやすさ、関係部署との連携しやすさなどからほいっぷを選定した。しかし、センターの建設によってほいっぷの駐車場が減るため、医師会などを含めた関係者から「災害時の救護活動や休日夜間急病診療所の運営に懸念がある」との声が出た。そこで協議のうえ、計画地を変更することにした。
 新しい計画地は、7カ所の候補地の中で次点だった。ほいっぷから500㍍以内の農地としているが、民有地でこれから買収が必要となるため詳細は公表していない。また、最初の検討時には2000平方㍍を想定していたが、隣接農地への光害や日陰対策のため、3000~4000平方㍍に改めた。建物は当初から平屋建てとしている。
 市は、地域住民や関係者の理解を得るため、計画地変更に至った経緯や考え方などを丁寧に説明する。
 市議からは、用地取得の時期や計画変更による事業費、スケジュールへの影響などについて質問が出た。
 市側は、地権者の合意は得ているとして用地は2023年度内に取得すると答えた。事業費は用地買収費用が生じるが、建物が平屋建てになることで、建設費の一部が抑えられるため大きな差は生じないのではないかと述べた。スケジュールは変更がないという。用地交渉の推移を見計らい、説明会を始める方針。
【山田一晶】

 豊橋市は23日、建設を目指す市動物愛護センター(仮称)の計画地について、当初の同市中野町の保健所・保健センター(ほいっぷ)敷地内から変更し、その周辺の農地にすると発表した。市議会福祉教育委員会で明らかにした。
 市は昨年8月、7カ所の候補地の中から、アクセスの良さ、災害対策のしやすさ、関係部署との連携しやすさなどからほいっぷを選定した。しかし、センターの建設によってほいっぷの駐車場が減るため、医師会などを含めた関係者から「災害時の救護活動や休日夜間急病診療所の運営に懸念がある」との声が出た。そこで協議のうえ、計画地を変更することにした。
 新しい計画地は、7カ所の候補地の中で次点だった。ほいっぷから500㍍以内の農地としているが、民有地でこれから買収が必要となるため詳細は公表していない。また、最初の検討時には2000平方㍍を想定していたが、隣接農地への光害や日陰対策のため、3000~4000平方㍍に改めた。建物は当初から平屋建てとしている。
 市は、地域住民や関係者の理解を得るため、計画地変更に至った経緯や考え方などを丁寧に説明する。
 市議からは、用地取得の時期や計画変更による事業費、スケジュールへの影響などについて質問が出た。
 市側は、地権者の合意は得ているとして用地は2023年度内に取得すると答えた。事業費は用地買収費用が生じるが、建物が平屋建てになることで、建設費の一部が抑えられるため大きな差は生じないのではないかと述べた。スケジュールは変更がないという。用地交渉の推移を見計らい、説明会を始める方針。
【山田一晶】

ほいっぷと周辺の農地 (C)Google Earth
ほいっぷと周辺の農地 (C)Google Earth

カテゴリー:政治・行政

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