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五平餅が「100年フード」と有識者特別賞に選出

チラシを紹介する依田さん=道の駅「したら」で
チラシを紹介する依田さん=道の駅「したら」で
認定証と五平餅を持つ「シルバーかあちゃんの店」担当者=とうえい温泉で
認定証と五平餅を持つ「シルバーかあちゃんの店」担当者=とうえい温泉で

設楽と東栄、豊田の3団体が申請

 「五平餅」が、今年度の「100年フード」と、有識者特別賞に選ばれた。文化庁による地域の食文化継承と振興を目指す事業。設楽町観光協会と東栄町シルバー人材センター、豊田市の「とよた五平餅学会」の3団体が申請していた。
 2021年度に始まった。東三河では昨年度、豊根村の汁物「お平(おひら)」が選ばれている。今年度は国内70件が認定された。
 五平餅は、中部地方山間部の郷土食。岐阜県や長野県でも食べられているが、奥三河では客をもてなす際にわらじのような形で提供する風習がある。盆や正月で家族などが集まった時に、みそやしょうゆを付けて焼く。串は杉材を使い、白米は適度に練り上げる。
 設楽町観光協会は4種類のチラシを作っていた。道の駅「アグリステーションなぐら」(西納庫)、「つぐや」(道の駅したら)、「田峯特産物直売所」(田峯)、「八雲苑」(清崎)の4カ所で販売されている五平餅をPRする。たれにエゴマやクルミを入れたり、トッピングにチーズを載せたりと店によって違う。18年のNHK連続テレビ小説「半分、青い。」で五平餅が登場した。事務局長の依田佳久さんは「当時は脚光を浴びた。町内には五平餅ギターやTシャツなど土産品もある。認定を受けてまたPRできる」と話した。
 東栄町シルバー人材センターは「とうえい温泉」の売店「シルバーかあちゃんの店」で五平餅を販売中。みそだれに、すりごまといりごまをまぶした優しい味だ。センター常務の金田新也さんは「新型コロナウイルス禍で落ち込んだ売り上げを回復させるのに良い機会」と喜んだ。
【安藤聡】

設楽と東栄、豊田の3団体が申請

 「五平餅」が、今年度の「100年フード」と、有識者特別賞に選ばれた。文化庁による地域の食文化継承と振興を目指す事業。設楽町観光協会と東栄町シルバー人材センター、豊田市の「とよた五平餅学会」の3団体が申請していた。
 2021年度に始まった。東三河では昨年度、豊根村の汁物「お平(おひら)」が選ばれている。今年度は国内70件が認定された。
 五平餅は、中部地方山間部の郷土食。岐阜県や長野県でも食べられているが、奥三河では客をもてなす際にわらじのような形で提供する風習がある。盆や正月で家族などが集まった時に、みそやしょうゆを付けて焼く。串は杉材を使い、白米は適度に練り上げる。
 設楽町観光協会は4種類のチラシを作っていた。道の駅「アグリステーションなぐら」(西納庫)、「つぐや」(道の駅したら)、「田峯特産物直売所」(田峯)、「八雲苑」(清崎)の4カ所で販売されている五平餅をPRする。たれにエゴマやクルミを入れたり、トッピングにチーズを載せたりと店によって違う。18年のNHK連続テレビ小説「半分、青い。」で五平餅が登場した。事務局長の依田佳久さんは「当時は脚光を浴びた。町内には五平餅ギターやTシャツなど土産品もある。認定を受けてまたPRできる」と話した。
 東栄町シルバー人材センターは「とうえい温泉」の売店「シルバーかあちゃんの店」で五平餅を販売中。みそだれに、すりごまといりごまをまぶした優しい味だ。センター常務の金田新也さんは「新型コロナウイルス禍で落ち込んだ売り上げを回復させるのに良い機会」と喜んだ。
【安藤聡】

チラシを紹介する依田さん=道の駅「したら」で
チラシを紹介する依田さん=道の駅「したら」で
認定証と五平餅を持つ「シルバーかあちゃんの店」担当者=とうえい温泉で
認定証と五平餅を持つ「シルバーかあちゃんの店」担当者=とうえい温泉で

カテゴリー:社会・経済

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