蒲郡で30日「市民創作ミュージカル」
蒲郡まつり恒例の市民創作ミュージカルが30日、蒲郡市民会館で上演される。今回は第2次世界大戦後のドイツで医療に従事した肥沼信次氏(1908~46)の功績にスポットを当て博愛の精神の大切さを41人で表現する。本番では観客と一緒に桜並木をつくる演出も取り入れる。
ミュージカルは市民公募で行う創作ミュージカルグループ「この指とまれの会」が毎年行っている。蒲郡まつりでの上演は24作品目で通算27作品目。
今回の演題は「それでも人は立ち上がる」。肥沼氏の渡独後から亡くなるまでの間を描いた小説「リーツェンの桜」をもとにミュージカル化。ドイツで献身的に伝染病治療にあたり、自らもチフスにかかって亡くなった姿を5幕で計14曲の歌をつなぐ。
毎回、脚本と演出を手がける本多公子さんが肥沼氏の生涯に心打たれ、小説の作者・舘澤貢次さんの許可を得て制作した。
「人命を救おうと最後まで意思を貫いた博愛の精神と、人々を分断する壁を取り除いてほしい思いを表現したい」と本多さん。
劇中には肥沼氏が生前に懐かしんでいた日本の桜並木を会場で表現。一本のひもを観客席にかけ、それに花を付けてもらってつなぐシーンもある。
上演は30日午後2時から同会館中ホールで。開場は同1時半。入場無料。
(安藤聡)
蒲郡まつり恒例の市民創作ミュージカルが30日、蒲郡市民会館で上演される。今回は第2次世界大戦後のドイツで医療に従事した肥沼信次氏(1908~46)の功績にスポットを当て博愛の精神の大切さを41人で表現する。本番では観客と一緒に桜並木をつくる演出も取り入れる。
ミュージカルは市民公募で行う創作ミュージカルグループ「この指とまれの会」が毎年行っている。蒲郡まつりでの上演は24作品目で通算27作品目。
今回の演題は「それでも人は立ち上がる」。肥沼氏の渡独後から亡くなるまでの間を描いた小説「リーツェンの桜」をもとにミュージカル化。ドイツで献身的に伝染病治療にあたり、自らもチフスにかかって亡くなった姿を5幕で計14曲の歌をつなぐ。
毎回、脚本と演出を手がける本多公子さんが肥沼氏の生涯に心打たれ、小説の作者・舘澤貢次さんの許可を得て制作した。
「人命を救おうと最後まで意思を貫いた博愛の精神と、人々を分断する壁を取り除いてほしい思いを表現したい」と本多さん。
劇中には肥沼氏が生前に懐かしんでいた日本の桜並木を会場で表現。一本のひもを観客席にかけ、それに花を付けてもらってつなぐシーンもある。
上演は30日午後2時から同会館中ホールで。開場は同1時半。入場無料。
(安藤聡)