告示まで「あと5日」

新城で市長と市議選の準備進む

　任期満了（11月12日）に伴う新城市長、市議会議員選挙は22日の告示まで、あと５日となった。市長選には、新人の市議・白井倫啓氏（60）＝杉山、現職・穂積亮次氏（65）＝能登瀬、新人のＮＰＯ法人代表・山本拓哉氏（57）＝豊栄＝の３陣営、市議選（定数18）は現職、新人、元職の計23陣営が立候補に向けて準備を進めている。
　市長選には、８年ぶりに３人が立候補を予定する。今回も当時と同じ顔ぶれとなりそうだ。
　白井氏は８年ぶりの挑戦に向けて準備を進める。「地域産業の創出で市内で経済循環の実現を目指す」として農林業、観光、エネルギーの政策を推進していくとしている。
　４選を目指す穂積氏は市民で「支え合う力」と「稼ぎ出す力」をかみ合わせて雇用と住環境整備、福祉の充実－の推進を目指す。エネルギー公社創設なども掲げる。
　３度目の出馬を目指す山本氏は「健康都市を目指す」としている。健康寿命を延ばして介護費の抑制を図るほか、玄関先まで迎えにくるバスの運行実現などを訴えていく。
　白井氏は杉山、穂積氏は城北２、山本氏は豊栄にそれぞれ後援会事務所を開設。ともに支持拡大に向けて活動を展開している。
　一方、市議選には23陣営が名乗りをあげている。内訳は現職12陣営、新人10陣営、元職１陣営。現職のうち白井氏が市長選に立候補すれば失職となり、残り４人は退く。
　各陣営とも、地盤固めとともに支持拡大がカギを握る。市西部の千郷中学区からは８陣営が出馬の準備を進めており、大混戦が予想される。
（安藤聡）