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姿みせた田原の津波避難マウンド

原型が姿を見せ始めた津波避難マウンド=田原市堀切地区で
原型が姿を見せ始めた津波避難マウンド=田原市堀切地区で

 太平洋側に面した田原市堀切地区の旧堀切小学校跡地で建設が進んでいる津波避難マウンド。計画では、今年度内にマウンド本体の完成を目指している。残り半年を切り、その原型が姿を見せ始めた。
 同地区は平均海抜が5㍍前後。国や県の調査資料に基づいて同市が出した津波予測によると、理論上で最大10~20㍍程度の津波到達が想定されている。だが、避難場所となる安全な高台などがない津波避難困難地域で、同市の南海トラフ地震被害予測調査では深刻な人的被害が懸念されている。
 建設中のマウンドは頂上部分の海抜が約15㍍に達し、面積は約850平方㍍。マンホールトイレや収納ベンチなどが備え付けられる計画で、一度に500人弱が避難可能な規模という。日常的に開放する仕様とし、公園的機能も兼ねる。
 現場の建設業者に聞いたところ、原型となる盛り土部分の工事進ちょく率は約90%を超えている。台形の大きな山のような形に仕上がっており、完了次第、整形工事に入るという。
(千葉敬也)

 太平洋側に面した田原市堀切地区の旧堀切小学校跡地で建設が進んでいる津波避難マウンド。計画では、今年度内にマウンド本体の完成を目指している。残り半年を切り、その原型が姿を見せ始めた。
 同地区は平均海抜が5㍍前後。国や県の調査資料に基づいて同市が出した津波予測によると、理論上で最大10~20㍍程度の津波到達が想定されている。だが、避難場所となる安全な高台などがない津波避難困難地域で、同市の南海トラフ地震被害予測調査では深刻な人的被害が懸念されている。
 建設中のマウンドは頂上部分の海抜が約15㍍に達し、面積は約850平方㍍。マンホールトイレや収納ベンチなどが備え付けられる計画で、一度に500人弱が避難可能な規模という。日常的に開放する仕様とし、公園的機能も兼ねる。
 現場の建設業者に聞いたところ、原型となる盛り土部分の工事進ちょく率は約90%を超えている。台形の大きな山のような形に仕上がっており、完了次第、整形工事に入るという。
(千葉敬也)

原型が姿を見せ始めた津波避難マウンド=田原市堀切地区で
原型が姿を見せ始めた津波避難マウンド=田原市堀切地区で

カテゴリー:社会・経済

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