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「現代の名工」に福山さん

現代の名工に選ばれた福山さん=豊川市内で
現代の名工に選ばれた福山さん=豊川市内で

東三河から唯一、豊川の金型設計分野製図工
 
 各分野で卓越した技能を持つ「現代の名工」に東三河から唯一、豊川市中野川町の自営業・福山隆さん(62)が選ばれた。40年以上にわたり、金型設計分野の製図工として自動車用のドラムブレーキやヘッドランプ、ワゴン車のボディの開発などに携わってきた。また、金型成形では、培った熟練技能に基づき工程短縮を可能にした新規工法を考案、多くの現場で活用されている。
 福山さんは群馬県出身。地元の工業高校を卒業後、金型製造メーカーに就職し、22歳で独立。技能士になるため、国内の企業を渡り歩いた。
 2000年代には、中国などで現地法人の技能者を対象に金型製造技能の指導育成に貢献してきた。
 転機は13年のシロキ工業(豊川市)への入社。当時、配属された技術統括部の部長から「2年以内に匠になること」と一つの要望を受けた。半年後、「ものづくりマイスター」の認定を受け、高校生や若手社会人ら若年者を対象に機械製図指導を始め、現在も育成を続ける。鉛筆の削り方から指導し、「技を伝えたい」との思いがある。 
 受賞に「自分の力だけではない」と謙遜。「今後も、ものづくりのレベルを底上げしたい」と意気込み、80歳まで現役を胸に誓う。
(飯塚雪)

東三河から唯一、豊川の金型設計分野製図工
 
 各分野で卓越した技能を持つ「現代の名工」に東三河から唯一、豊川市中野川町の自営業・福山隆さん(62)が選ばれた。40年以上にわたり、金型設計分野の製図工として自動車用のドラムブレーキやヘッドランプ、ワゴン車のボディの開発などに携わってきた。また、金型成形では、培った熟練技能に基づき工程短縮を可能にした新規工法を考案、多くの現場で活用されている。
 福山さんは群馬県出身。地元の工業高校を卒業後、金型製造メーカーに就職し、22歳で独立。技能士になるため、国内の企業を渡り歩いた。
 2000年代には、中国などで現地法人の技能者を対象に金型製造技能の指導育成に貢献してきた。
 転機は13年のシロキ工業(豊川市)への入社。当時、配属された技術統括部の部長から「2年以内に匠になること」と一つの要望を受けた。半年後、「ものづくりマイスター」の認定を受け、高校生や若手社会人ら若年者を対象に機械製図指導を始め、現在も育成を続ける。鉛筆の削り方から指導し、「技を伝えたい」との思いがある。 
 受賞に「自分の力だけではない」と謙遜。「今後も、ものづくりのレベルを底上げしたい」と意気込み、80歳まで現役を胸に誓う。
(飯塚雪)

現代の名工に選ばれた福山さん=豊川市内で
現代の名工に選ばれた福山さん=豊川市内で

カテゴリー:社会・経済

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