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短歌で文科大臣賞 豊橋西高3年の峯田さん

与謝野晶子短歌文学賞で文科大臣賞を受賞した峯田さん=豊橋市内で
与謝野晶子短歌文学賞で文科大臣賞を受賞した峯田さん=豊橋市内で

 歌人・与謝野晶子(1878~1942)を顕彰する公募短歌大会「第24回与謝野晶子短歌文学賞」(産経新聞社主催)の青春の短歌部門で、最高賞の文部科学大臣賞を県立豊橋西高校3年の峯田静里香さん(17)が受賞した。
 中学・高校生対象の青春の短歌部門には1万4529首、一般部門に2161首の応募があり、入賞者は今月15日付で発表された。
 峯田さんの作品は「自由って安定しない物質だ時々固体ほとんど気体」。
 形のない自由が、環境により状態を変化させる不安定さを、「気体」と「固体」という化学用語で表現した新鮮な切り口が評価された。
 今回のような自由テーマが苦手という峯田さん。今作も、締め切りが迫る中で「自由」が自分を追い込み、心に不安がよどんでいくさまを表現した。作品については「自信作ではなく、『これでいいや』という感じで出品しました」と気負いがなかったことを明かした。
 高校の文芸部で短歌を詠み始めた。俳句で入賞経験はあったが、短歌では初めて。普段も教科書や資料集から言葉を引っ張り、身近にあった友人や家族との出来事を紡ぐ。「受賞はうれしいけど、びっくり。卒業後も細々と詠んでいきたい」と控え目に喜びを話した。
(飯塚雪)

 歌人・与謝野晶子(1878~1942)を顕彰する公募短歌大会「第24回与謝野晶子短歌文学賞」(産経新聞社主催)の青春の短歌部門で、最高賞の文部科学大臣賞を県立豊橋西高校3年の峯田静里香さん(17)が受賞した。
 中学・高校生対象の青春の短歌部門には1万4529首、一般部門に2161首の応募があり、入賞者は今月15日付で発表された。
 峯田さんの作品は「自由って安定しない物質だ時々固体ほとんど気体」。
 形のない自由が、環境により状態を変化させる不安定さを、「気体」と「固体」という化学用語で表現した新鮮な切り口が評価された。
 今回のような自由テーマが苦手という峯田さん。今作も、締め切りが迫る中で「自由」が自分を追い込み、心に不安がよどんでいくさまを表現した。作品については「自信作ではなく、『これでいいや』という感じで出品しました」と気負いがなかったことを明かした。
 高校の文芸部で短歌を詠み始めた。俳句で入賞経験はあったが、短歌では初めて。普段も教科書や資料集から言葉を引っ張り、身近にあった友人や家族との出来事を紡ぐ。「受賞はうれしいけど、びっくり。卒業後も細々と詠んでいきたい」と控え目に喜びを話した。
(飯塚雪)

与謝野晶子短歌文学賞で文科大臣賞を受賞した峯田さん=豊橋市内で
与謝野晶子短歌文学賞で文科大臣賞を受賞した峯田さん=豊橋市内で

カテゴリー:社会・経済

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