イチョウハクジラと判明
豊橋市自然史博物館で解体調査
静岡県湖西市白須賀の白須賀海岸に打ち上げられたクジラの死骸の解体が18日、豊橋市自然史博物館で行われた。頭や歯の形からアカボウクジラ科のイチョウハクジラの雄とほぼ確定。深海に生息しているため、生態はほとんど分かっておらず、県内や静岡県西部での漂着報告は初めてという。
体長は約4・6㍍で、歯の大きさや生殖器などから成獣と特定した。
解体には、同博物館の安井謙介主任学芸員のほか、国立科学博物館脊椎動物研究グループ、南知多ビーチランドの獣医師ら14人で実施。生態を調べるため筋肉や内臓の一部を採取し、骨は同博物館で保管、1~2年後をめどに骨格標本の完成を目指す。
イチョウハクジラは下あごの歯がイチョウの葉に似ていることから命名されたという。
クジラは17日早朝、一般男性が発見。すでに死んでいたが、腐敗はしていなかった。同日夕方に、海岸から同博物館に運び込まれた。
(飯塚雪)
豊橋市自然史博物館で解体調査
静岡県湖西市白須賀の白須賀海岸に打ち上げられたクジラの死骸の解体が18日、豊橋市自然史博物館で行われた。頭や歯の形からアカボウクジラ科のイチョウハクジラの雄とほぼ確定。深海に生息しているため、生態はほとんど分かっておらず、県内や静岡県西部での漂着報告は初めてという。
体長は約4・6㍍で、歯の大きさや生殖器などから成獣と特定した。
解体には、同博物館の安井謙介主任学芸員のほか、国立科学博物館脊椎動物研究グループ、南知多ビーチランドの獣医師ら14人で実施。生態を調べるため筋肉や内臓の一部を採取し、骨は同博物館で保管、1~2年後をめどに骨格標本の完成を目指す。
イチョウハクジラは下あごの歯がイチョウの葉に似ていることから命名されたという。
クジラは17日早朝、一般男性が発見。すでに死んでいたが、腐敗はしていなかった。同日夕方に、海岸から同博物館に運び込まれた。
(飯塚雪)