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日本画家・高畑さん卒寿記念展

豊川稲荷が題材の「歳時記考」など、高畑さんの力作が並ぶ=桜ヶ丘ミュージアムで
豊川稲荷が題材の「歳時記考」など、高畑さんの力作が並ぶ=桜ヶ丘ミュージアムで

 豊川市桜ヶ丘ミュージアム1階の美術常設展示室で、豊橋市在住の日本画家・高畑郁子さん(89)の作品を集めた「卒寿記念・高畑郁子展」が始まった。来年3月24日まで。
 初期のキュビズム表現から、民俗風習や仏教をモチーフに装飾性の高い緻密な描写で独自の宗教観を描いた作品が特徴で、同館に寄贈された全13点を紹介。スペインの宮廷画家ゴヤの作品を模した「黒いマハ」や、インドや中南米を旅行した際に影響を受けて描いた「タントラ孝Ⅱ」「遺跡の人(Ⅳ)」などの代表作の他、2006年に描いた、豊川稲荷秋季大祭をテーマに鮮やかな色で大ちょうちんやキツネの面などを表現した「歳時記考」も展示されている。
 また、近年は「風景の会」絵画展に出展している北方四島に焦点を当てた「北方を望む」や、環境問題に目を向けた「風力発電、六地蔵、星空、うみがめ」、奥三河の祭りを描いた「古渡念仏踊り」など、社会問題や郷土の文化をテーマとした名作も並んでいる。
 年末年始(29~1月3日)と月曜は休館。1月14日は開館。入場無料。
(由本裕貴)

 豊川市桜ヶ丘ミュージアム1階の美術常設展示室で、豊橋市在住の日本画家・高畑郁子さん(89)の作品を集めた「卒寿記念・高畑郁子展」が始まった。来年3月24日まで。
 初期のキュビズム表現から、民俗風習や仏教をモチーフに装飾性の高い緻密な描写で独自の宗教観を描いた作品が特徴で、同館に寄贈された全13点を紹介。スペインの宮廷画家ゴヤの作品を模した「黒いマハ」や、インドや中南米を旅行した際に影響を受けて描いた「タントラ孝Ⅱ」「遺跡の人(Ⅳ)」などの代表作の他、2006年に描いた、豊川稲荷秋季大祭をテーマに鮮やかな色で大ちょうちんやキツネの面などを表現した「歳時記考」も展示されている。
 また、近年は「風景の会」絵画展に出展している北方四島に焦点を当てた「北方を望む」や、環境問題に目を向けた「風力発電、六地蔵、星空、うみがめ」、奥三河の祭りを描いた「古渡念仏踊り」など、社会問題や郷土の文化をテーマとした名作も並んでいる。
 年末年始(29~1月3日)と月曜は休館。1月14日は開館。入場無料。
(由本裕貴)

豊川稲荷が題材の「歳時記考」など、高畑さんの力作が並ぶ=桜ヶ丘ミュージアムで
豊川稲荷が題材の「歳時記考」など、高畑さんの力作が並ぶ=桜ヶ丘ミュージアムで

カテゴリー:社会・経済 / 芸能・文化

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