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豊橋調理製菓専門学校で卒業生でパティシエの加藤さんが「後輩」指導

生徒たちの前でバスレリーフの実演を行う加藤さん=豊橋調理製菓専門学校で
生徒たちの前でバスレリーフの実演を行う加藤さん=豊橋調理製菓専門学校で

 豊橋調理製菓専門学校(豊橋市八町通1、鈴木良昌校長)で17日、製菓衛生師本科の1、2年の学生を対象に特別講義が開かれた。同校卒業生で、3年前まで同校で教員を務めていたオランダ在住のパティシエ・加藤麻里さん(32)を講師に招き、本場仕込みのシュガークラフトの技法を学んだ。
 加藤さんは蒲郡出身。パティシエとして働き始めた2年後に重度の卵アレルギーを発症、一度は夢を諦めた。同校調理師科に入り、卒業後はそのまま校内で実習助手として3年間働いたが、卵を使わずにできる、練った粉糖で造形する“シュガークラフト”に出あい、本場イギリスで2年間勉強、オランダに渡り起業した。現在はアムステルダムを拠点に、インターネットでケーキを受注生産するほか、定期的にワークショップを行うなど活躍している。
 加藤さんの特別講義は昨年に続き2回目。年末年始の帰省を利用したもので、今月11日に第1回を実施、1年は食用色素を使ったペインティング、2年は人形・花作りなど指導した。
 2回目のこの日、1年が学んだのは、浮き彫りに見える半立体の“バスレリーフ”という技法で、ゲームキャラクターを題材に、まずは加藤さんが実演。ペーストコーティングしたクッキー地に、食用色素で着色した粘土状の砂糖を乗せ器用にキャラクターの顔を3Dで作成した。学生たちは加藤さんの手元や、作業を写すモニターを食い入るように見つめ、実演後は各自作業に奮闘した。
 「生徒たちのダイレクトな反応は面白い」と加藤さん。「シュガークラフトを特別なものと思わず、日常にプラスして親しんでほしい」などと話していた。
(田中博子)

 豊橋調理製菓専門学校(豊橋市八町通1、鈴木良昌校長)で17日、製菓衛生師本科の1、2年の学生を対象に特別講義が開かれた。同校卒業生で、3年前まで同校で教員を務めていたオランダ在住のパティシエ・加藤麻里さん(32)を講師に招き、本場仕込みのシュガークラフトの技法を学んだ。
 加藤さんは蒲郡出身。パティシエとして働き始めた2年後に重度の卵アレルギーを発症、一度は夢を諦めた。同校調理師科に入り、卒業後はそのまま校内で実習助手として3年間働いたが、卵を使わずにできる、練った粉糖で造形する“シュガークラフト”に出あい、本場イギリスで2年間勉強、オランダに渡り起業した。現在はアムステルダムを拠点に、インターネットでケーキを受注生産するほか、定期的にワークショップを行うなど活躍している。
 加藤さんの特別講義は昨年に続き2回目。年末年始の帰省を利用したもので、今月11日に第1回を実施、1年は食用色素を使ったペインティング、2年は人形・花作りなど指導した。
 2回目のこの日、1年が学んだのは、浮き彫りに見える半立体の“バスレリーフ”という技法で、ゲームキャラクターを題材に、まずは加藤さんが実演。ペーストコーティングしたクッキー地に、食用色素で着色した粘土状の砂糖を乗せ器用にキャラクターの顔を3Dで作成した。学生たちは加藤さんの手元や、作業を写すモニターを食い入るように見つめ、実演後は各自作業に奮闘した。
 「生徒たちのダイレクトな反応は面白い」と加藤さん。「シュガークラフトを特別なものと思わず、日常にプラスして親しんでほしい」などと話していた。
(田中博子)

生徒たちの前でバスレリーフの実演を行う加藤さん=豊橋調理製菓専門学校で
生徒たちの前でバスレリーフの実演を行う加藤さん=豊橋調理製菓専門学校で

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

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