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「1・17」風化させない 豊橋の桜丘高が追悼集会

神戸の追悼式で譲り受けてきた竹灯ろうを前に鎮魂の演奏を披露する和太鼓部=豊橋駅前ペデストリアンデッキで
神戸の追悼式で譲り受けてきた竹灯ろうを前に鎮魂の演奏を披露する和太鼓部=豊橋駅前ペデストリアンデッキで

6434人が犠牲となった阪神淡路大震災は17日で22年を迎えた。発生時刻から半日たった午後5時46分、JR豊橋駅のペデストリアンデッキは、被災地支援を続ける豊橋市の桜丘高校の生徒たちの祈りに包まれた。
 同高校が震災翌年から行う追悼集会。この日は、学校関係者が17日早朝、神戸市中央区であった追悼式で譲り受けた竹灯ろうが灯る中、生徒約100人が鎮魂の祈りをささげた。
 同校には発災1年後に発足したボランティアサークル「孫便りの会」があり、現在も被災地の高齢者との交流を続けてる。
 式では昨年現地の追悼式へ参列し、遺族の声を聞いた同会の生徒が声を詰まらせながら、風化防止を訴えた。
 「結」と並べられた300本のろうそくが風に揺らめく中、
和太鼓部はオリジナル曲「結心」を演奏。支援活動が縁で結ばれた被災地との絆が今後も続くことを願い、太鼓の音が空高く響いた。
 1年生の夏に神戸を訪問した2年の本多彩花さん(16)は「発災当時を知らないけれど、被災者の話を聞き、当時の様子を伝えていきたい」と語った。
(飯塚雪)

6434人が犠牲となった阪神淡路大震災は17日で22年を迎えた。発生時刻から半日たった午後5時46分、JR豊橋駅のペデストリアンデッキは、被災地支援を続ける豊橋市の桜丘高校の生徒たちの祈りに包まれた。
 同高校が震災翌年から行う追悼集会。この日は、学校関係者が17日早朝、神戸市中央区であった追悼式で譲り受けた竹灯ろうが灯る中、生徒約100人が鎮魂の祈りをささげた。
 同校には発災1年後に発足したボランティアサークル「孫便りの会」があり、現在も被災地の高齢者との交流を続けてる。
 式では昨年現地の追悼式へ参列し、遺族の声を聞いた同会の生徒が声を詰まらせながら、風化防止を訴えた。
 「結」と並べられた300本のろうそくが風に揺らめく中、
和太鼓部はオリジナル曲「結心」を演奏。支援活動が縁で結ばれた被災地との絆が今後も続くことを願い、太鼓の音が空高く響いた。
 1年生の夏に神戸を訪問した2年の本多彩花さん(16)は「発災当時を知らないけれど、被災者の話を聞き、当時の様子を伝えていきたい」と語った。
(飯塚雪)

神戸の追悼式で譲り受けてきた竹灯ろうを前に鎮魂の演奏を披露する和太鼓部=豊橋駅前ペデストリアンデッキで
神戸の追悼式で譲り受けてきた竹灯ろうを前に鎮魂の演奏を披露する和太鼓部=豊橋駅前ペデストリアンデッキで

カテゴリー:社会・経済

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