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心寄せられる両陛下に感激 トマト農家の大竹さん

手塩にかけて育てているトマトと大竹さん。今年1月、天皇陛下に拝謁した=豊橋市伊古部町のトマトハウスで
手塩にかけて育てているトマトと大竹さん。今年1月、天皇陛下に拝謁した=豊橋市伊古部町のトマトハウスで

 天皇陛下は30日、退位される。1989年1月8日に始まった平成は幕を閉じる。東三河地域でも陛下とゆかりを持った人は多い。全国屈指の農業地帯・同地域の農業を支える豊橋市のトマト農家・大竹浩史さん(49)もその1人で、天皇皇后両陛下の人柄に触れた。
 2018年度の農林水産祭で園芸部門天皇杯を受賞したJA豊橋トマト部会。生産者代表の大竹さんは今年1月18日、皇居宮殿北溜で天皇皇后両陛下に拝謁したのに続き、両陛下に受賞の経緯を説明した。
 愛知県南部の温暖な気候に恵まれた豊橋市で、ハウストマトを140人が50㌶で栽培していることや、椰子(やし)の実の殻を詰めた「ココバック」を土の代わりにしていること、さらにハイワイヤーでトマトの茎を高く誘引することで採光性に優れ生産が向上したことなどを説明した。
 天皇陛下は「落ちたり、危険はないですか」と質問され、大竹さんは「落ちないように気を付けています」と答えたという。
 また、皇后陛下は「大変だったことはありますか」と心を寄せられた。大竹さんは、台風でダメージを受けた農家の様子などを話し、両陛下はうなずきながら聞いてくださったという。
 説明の最初に「天皇陛下が『おめでとう』と言って下さり、終わりに皇后陛下が小さいお声で『おめでとう』と言って下さったのは印象に残り、一生忘れられない経験になった」という。
 一方で「変な汗が出るくらい緊張しました」と大竹さん。「両陛下はものすごいオーラに包まれていて、お会いできるだけで非常に栄誉なこと」と恐縮しつつも、すがすがしい笑顔を見せた。
(小島幸子)

 天皇陛下は30日、退位される。1989年1月8日に始まった平成は幕を閉じる。東三河地域でも陛下とゆかりを持った人は多い。全国屈指の農業地帯・同地域の農業を支える豊橋市のトマト農家・大竹浩史さん(49)もその1人で、天皇皇后両陛下の人柄に触れた。
 2018年度の農林水産祭で園芸部門天皇杯を受賞したJA豊橋トマト部会。生産者代表の大竹さんは今年1月18日、皇居宮殿北溜で天皇皇后両陛下に拝謁したのに続き、両陛下に受賞の経緯を説明した。
 愛知県南部の温暖な気候に恵まれた豊橋市で、ハウストマトを140人が50㌶で栽培していることや、椰子(やし)の実の殻を詰めた「ココバック」を土の代わりにしていること、さらにハイワイヤーでトマトの茎を高く誘引することで採光性に優れ生産が向上したことなどを説明した。
 天皇陛下は「落ちたり、危険はないですか」と質問され、大竹さんは「落ちないように気を付けています」と答えたという。
 また、皇后陛下は「大変だったことはありますか」と心を寄せられた。大竹さんは、台風でダメージを受けた農家の様子などを話し、両陛下はうなずきながら聞いてくださったという。
 説明の最初に「天皇陛下が『おめでとう』と言って下さり、終わりに皇后陛下が小さいお声で『おめでとう』と言って下さったのは印象に残り、一生忘れられない経験になった」という。
 一方で「変な汗が出るくらい緊張しました」と大竹さん。「両陛下はものすごいオーラに包まれていて、お会いできるだけで非常に栄誉なこと」と恐縮しつつも、すがすがしい笑顔を見せた。
(小島幸子)

手塩にかけて育てているトマトと大竹さん。今年1月、天皇陛下に拝謁した=豊橋市伊古部町のトマトハウスで
手塩にかけて育てているトマトと大竹さん。今年1月、天皇陛下に拝謁した=豊橋市伊古部町のトマトハウスで

カテゴリー:社会・経済

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