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平和の大切さ後世へ

平和宣言を唱和する参加者ら=新城文化会館で
平和宣言を唱和する参加者ら=新城文化会館で
講演する神さん=同
講演する神さん=同

新城市平和祈念式典

 第3回新城市平和祈念式典(同市主催、同市遺族会後援)が27日、新城文化会館で開かれた。遺族会員や民生、児童委員らが参加。戦没者に献花をしたほか、NPO法人ブリッジ・フォー・ピース代表の神直子さんが講演し、元日本兵の証言を海外の戦争被害者遺族らに伝える活動を報告。戦争の悲惨さを後世に伝えていくことを誓い合った。
 同市では2016(平成28)年度まで戦没者の遺族会主催で追悼式を行ってきた。太平洋戦争の終戦から70年が経過した15年には市制施行10周年を迎えて「平和都市宣言」を制定。遺族の高齢化などから次世代に語り継ごうと市民全体で平和について考えようと、17年度から祈念式典とした。
 式典では穂積亮次市長や遺族会、戦没者遺族、区長会らが献花。二度と戦争を繰り返さないよう核兵器廃絶、戦争のない安心して暮らせる社会の実現に努力する「平和都市宣言」を唱和した。
 講演で神さんは「アジアに懸ける橋-戦後世代に何ができるか」を演題に講演。大学4年生だった2000年にフィリピンを訪れた際に現地の女性から「日本人なんか見たくなかった」と言われたのをきっかけに活動を開始。元日本兵からは戦争に参加したくなかったことや活動を強いられたことなどの証言を得てフィリピンでビデオメッセージとして上映した。
 「戦争によって残された家族は何十年も苦しまなければならない。取材した元日本兵は“紳士が鬼になる”とも表現しました」と振り返り、「活動をしなければ戦争の悲惨さや平和の尊さを望む証言が埋もれてしまう。今後も会員とともに取材をして次の世代に伝えていきたい」と語った。
(安藤聡)

新城市平和祈念式典

 第3回新城市平和祈念式典(同市主催、同市遺族会後援)が27日、新城文化会館で開かれた。遺族会員や民生、児童委員らが参加。戦没者に献花をしたほか、NPO法人ブリッジ・フォー・ピース代表の神直子さんが講演し、元日本兵の証言を海外の戦争被害者遺族らに伝える活動を報告。戦争の悲惨さを後世に伝えていくことを誓い合った。
 同市では2016(平成28)年度まで戦没者の遺族会主催で追悼式を行ってきた。太平洋戦争の終戦から70年が経過した15年には市制施行10周年を迎えて「平和都市宣言」を制定。遺族の高齢化などから次世代に語り継ごうと市民全体で平和について考えようと、17年度から祈念式典とした。
 式典では穂積亮次市長や遺族会、戦没者遺族、区長会らが献花。二度と戦争を繰り返さないよう核兵器廃絶、戦争のない安心して暮らせる社会の実現に努力する「平和都市宣言」を唱和した。
 講演で神さんは「アジアに懸ける橋-戦後世代に何ができるか」を演題に講演。大学4年生だった2000年にフィリピンを訪れた際に現地の女性から「日本人なんか見たくなかった」と言われたのをきっかけに活動を開始。元日本兵からは戦争に参加したくなかったことや活動を強いられたことなどの証言を得てフィリピンでビデオメッセージとして上映した。
 「戦争によって残された家族は何十年も苦しまなければならない。取材した元日本兵は“紳士が鬼になる”とも表現しました」と振り返り、「活動をしなければ戦争の悲惨さや平和の尊さを望む証言が埋もれてしまう。今後も会員とともに取材をして次の世代に伝えていきたい」と語った。
(安藤聡)

平和宣言を唱和する参加者ら=新城文化会館で
平和宣言を唱和する参加者ら=新城文化会館で
講演する神さん=同
講演する神さん=同

カテゴリー:社会・経済

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