2019年11月22日(金)  /  本日の予報  曇時々雨  /  最高  15℃   最低  9℃  /  日の出  06:30   日の入  16:42
文字の大きさ
バナー広告募集中
2019年11月22日(金)  /  本日の予報  曇時々雨  /  最高  15℃   最低  9℃  /  日の出  06:30   日の入  16:42

チェックポイント

カテゴリー:特集

今夏県大会決勝で敗れ、誉ナインと握手する桜丘の選手たち
今夏県大会決勝で敗れ、誉ナインと握手する桜丘の選手たち

愛知の高校野球界は「変革期」

 夏の甲子園が佳境を迎えた。星稜(石川)の奥川恭伸投手らヒーローが登場し、ファンを熱くさせている。愛知代表の誉は初戦で敗れたが、小牧市から初の甲子園出場で地元を沸かせた。東三河の球児たちの夢を育む意味でも、愛知の高校野球界は変革の時期に来ていると言っていい。
 101回目の愛知の夏は波乱づくめの戦いとなった。今春選抜甲子園で優勝した東邦が早々に敗れ、愛工大名電と享栄は4回戦で敗退。中京大中京は準決勝で誉に敗れ、いわゆる愛知の「私学4強」が決勝前に姿を消す形となった。
 そんな中、健闘したのが東三河勢だった。桜丘が4回戦から4試合連続で逆転勝ち。準決勝まで3試合はすべて1点差をものにする展開で、創部以来初めて決勝進出を果たした。
 豊川は準々決勝で至学館に敗れたが、降雨ノーゲームによる再試合となる前の戦いでは、6回途中まで4点をリードしていた。雨雲さえ逸れていれば、準決勝で豊川が桜丘と対戦していた可能性が高かった。
 近年なら豊橋市出身で、東邦の藤嶋健人投手(現中日ドラゴンズ)のような絶対的な存在がいない学校でも、甲子園に出場するなり、上位に食い込めるようになってきた。東三河勢では1975(昭和50)年の国府以来、44年も遠ざかっている夏の甲子園が、着実に近付いてきたと言えるだろう。桜丘の快進撃が、それを示している。
 ここで高野連など主催者に求めたいのが、愛知の2分割化、東愛知大会と西愛知大会に分けての開催だ。今年は全国最多の188校がひしめき合った超激戦区の愛知は、甲子園までの道が最も長く、厳しいと言っていい。
 現在、都道府県別で代表校が2校なのは、北海道(南北)と東京(東西)だけ。広大な北海道は地理的な問題があるにしても、加盟校数の多い東京が分割しての開催で、愛知がそうでないのは疑問を抱く。愛知高野連は、同じくチーム数の多い神奈川や大阪とも協力し“分割開催”を実現させるべきではないだろうか。
 現在、10年の一度の記念大会でのみ、東愛知と西愛知大会での開催となっている。昨年の第100回記念大会では、この年を見越して東三河の強豪校に入学した生徒たちも多かった。「私学4強」と戦う必要のない東愛知大会は、甲子園への距離がぐっと近くなる。せめて、5年に一度の分割開催にしてもいい。
 子どもたちの地元からの流出を防ぎ、地域に根差した学校をより発展させるためにも、実現させるべき改革ではないだろうか。
(由本裕貴)

愛知の高校野球界は「変革期」

 夏の甲子園が佳境を迎えた。星稜(石川)の奥川恭伸投手らヒーローが登場し、ファンを熱くさせている。愛知代表の誉は初戦で敗れたが、小牧市から初の甲子園出場で地元を沸かせた。東三河の球児たちの夢を育む意味でも、愛知の高校野球界は変革の時期に来ていると言っていい。
 101回目の愛知の夏は波乱づくめの戦いとなった。今春選抜甲子園で優勝した東邦が早々に敗れ、愛工大名電と享栄は4回戦で敗退。中京大中京は準決勝で誉に敗れ、いわゆる愛知の「私学4強」が決勝前に姿を消す形となった。
 そんな中、健闘したのが東三河勢だった。桜丘が4回戦から4試合連続で逆転勝ち。準決勝まで3試合はすべて1点差をものにする展開で、創部以来初めて決勝進出を果たした。
 豊川は準々決勝で至学館に敗れたが、降雨ノーゲームによる再試合となる前の戦いでは、6回途中まで4点をリードしていた。雨雲さえ逸れていれば、準決勝で豊川が桜丘と対戦していた可能性が高かった。
 近年なら豊橋市出身で、東邦の藤嶋健人投手(現中日ドラゴンズ)のような絶対的な存在がいない学校でも、甲子園に出場するなり、上位に食い込めるようになってきた。東三河勢では1975(昭和50)年の国府以来、44年も遠ざかっている夏の甲子園が、着実に近付いてきたと言えるだろう。桜丘の快進撃が、それを示している。
 ここで高野連など主催者に求めたいのが、愛知の2分割化、東愛知大会と西愛知大会に分けての開催だ。今年は全国最多の188校がひしめき合った超激戦区の愛知は、甲子園までの道が最も長く、厳しいと言っていい。
 現在、都道府県別で代表校が2校なのは、北海道(南北)と東京(東西)だけ。広大な北海道は地理的な問題があるにしても、加盟校数の多い東京が分割しての開催で、愛知がそうでないのは疑問を抱く。愛知高野連は、同じくチーム数の多い神奈川や大阪とも協力し“分割開催”を実現させるべきではないだろうか。
 現在、10年の一度の記念大会でのみ、東愛知と西愛知大会での開催となっている。昨年の第100回記念大会では、この年を見越して東三河の強豪校に入学した生徒たちも多かった。「私学4強」と戦う必要のない東愛知大会は、甲子園への距離がぐっと近くなる。せめて、5年に一度の分割開催にしてもいい。
 子どもたちの地元からの流出を防ぎ、地域に根差した学校をより発展させるためにも、実現させるべき改革ではないだろうか。
(由本裕貴)

今夏県大会決勝で敗れ、誉ナインと握手する桜丘の選手たち
今夏県大会決勝で敗れ、誉ナインと握手する桜丘の選手たち

カテゴリー:特集

 PR

PR