きょう6日に豊川市長選投開票

　任期満了に伴う豊川市長選はきょう６日投票、即日開票される。いずれも無所属新人で、自公や連合愛知推薦の前副市長の竹本幸夫氏（65）と、共産推薦で元高校教諭の中村優子氏（71）の一騎打ち。午後10時ごろには大勢が決まると見通しで、約18万６０００人都市の新市長が決まる。
　両陣営は選挙戦最終日の５日、市内各地で街頭演説などに臨み、有権者に最後の訴えを展開した。最大会派とよかわ未来などの議員や、市内選出の県議全員の支持を得る竹本氏は、支持団体の「元気な豊川をリードする会」の街宣車も合わせて２台体制で選挙戦を展開。イオンモール進出や新文化開館の建設などを進める八幡地区のまちづくりや子育て支援を主な公約に支持を求めた。
　一方の中村氏は、共産党市議団や自身が所属する市民団体などの協力者の力も借りて、駅前など人通りの多い場所で積極的にＰＲ。市プールの存続・新設を第一の公約に掲げ、八幡地区へのイオンモール進出や既存の文化会館の廃止に慎重・反対の立場を強調した。
　有権者数は９月末時点で15万91人（男７万４６８６人、女７万５４０５人）。市は市庁舎と旧宝飯郡４町の生涯学習会館に設けた期日前投票所の開所時間をこれまでよりも拡大し、４日までに６２９３人（男３０１６、女３２３２）が投票を済ませた。前回37・24％と落ち込んだ投票率の向上が期待される。
　今夜は午後９時過ぎに開票作業が始まり、市選管は同10時半の結了を予定。同10時ごろには大勢が固まるとみられる。
（由本裕貴）