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「声が見える」社会の実現へ

手話で拍手を贈る豊橋市聴覚障害者協会総会の出席者=いずれもあいトピアで
手話で拍手を贈る豊橋市聴覚障害者協会総会の出席者=いずれもあいトピアで
会場後方に張り出された一連の本紙紙面
会場後方に張り出された一連の本紙紙面
中谷会長らにあいさつに訪れた小原市議㊧
中谷会長らにあいさつに訪れた小原市議㊧

豊橋市聴覚障害者協会の第68回総会が21日、同市前畑町の「あいトピア」で開かれた。当初は4月開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で日延べになっていた。
 この日は約40人の会員が出席した。会場後方には、東愛知新聞がコロナ禍の聴覚障害者を取り上げた連載「あなたの声が見えない」が拡大コピーして張り出されていた。また開会前、情報発信のあり方などを6月市議会一般質問で取り上げた小原昌子市議もあいさつに訪れた。
 協会は会員の減少が続き、特に若年層の加盟が喫緊の課題になっている。また、手話通訳者の育成も欠かせない。
 中谷常也会長はあいさつで「総会をやっと開くことができた」と述べた。続いて、本紙報道にある通り、協会としての要望活動の結果、インターネットで配信している市長の記者会見動画に手話通訳が付いたこと、保健所のコロナ相談に聴覚障害者向けの専用ファクス用紙ができたことなどを報告した。
 特に首長の手話付きメッセージは、都道府県知事レベルでは急速に拡大しており、全国の聴覚障害者から歓迎されているという。本紙は、協会などからの要望を受けた豊橋市の取り組みについて詳報しており、紙面のコピーが資料として出席者に配布された。
 前年度の活動報告や会計報告、役員人事があり、いずれも承認された。
 新年度の運動方針として「ろうあ運動に積極的に参加し、情報交換や交流の場を広げる」「手話通訳者を増やし、育てていく」「手話言語条例と防災活動を学び、行動する」など前年度と同じ5項目が採択された。
 中谷会長は、南海トラフ地震をはじめとする災害時の避難場所でのコミュニケーション問題に強い危機感を示した。また、蒲郡市などで制定されている「手話言語条例」についても実現に向けて努力していく方針を示した。閉会後、本紙に対し「条例制定に向けて活動を続けるので、ぜひ取り上げてほしい」と要望した。
【山田一晶】

豊橋市聴覚障害者協会の第68回総会が21日、同市前畑町の「あいトピア」で開かれた。当初は4月開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で日延べになっていた。
 この日は約40人の会員が出席した。会場後方には、東愛知新聞がコロナ禍の聴覚障害者を取り上げた連載「あなたの声が見えない」が拡大コピーして張り出されていた。また開会前、情報発信のあり方などを6月市議会一般質問で取り上げた小原昌子市議もあいさつに訪れた。
 協会は会員の減少が続き、特に若年層の加盟が喫緊の課題になっている。また、手話通訳者の育成も欠かせない。
 中谷常也会長はあいさつで「総会をやっと開くことができた」と述べた。続いて、本紙報道にある通り、協会としての要望活動の結果、インターネットで配信している市長の記者会見動画に手話通訳が付いたこと、保健所のコロナ相談に聴覚障害者向けの専用ファクス用紙ができたことなどを報告した。
 特に首長の手話付きメッセージは、都道府県知事レベルでは急速に拡大しており、全国の聴覚障害者から歓迎されているという。本紙は、協会などからの要望を受けた豊橋市の取り組みについて詳報しており、紙面のコピーが資料として出席者に配布された。
 前年度の活動報告や会計報告、役員人事があり、いずれも承認された。
 新年度の運動方針として「ろうあ運動に積極的に参加し、情報交換や交流の場を広げる」「手話通訳者を増やし、育てていく」「手話言語条例と防災活動を学び、行動する」など前年度と同じ5項目が採択された。
 中谷会長は、南海トラフ地震をはじめとする災害時の避難場所でのコミュニケーション問題に強い危機感を示した。また、蒲郡市などで制定されている「手話言語条例」についても実現に向けて努力していく方針を示した。閉会後、本紙に対し「条例制定に向けて活動を続けるので、ぜひ取り上げてほしい」と要望した。
【山田一晶】

手話で拍手を贈る豊橋市聴覚障害者協会総会の出席者=いずれもあいトピアで
手話で拍手を贈る豊橋市聴覚障害者協会総会の出席者=いずれもあいトピアで
会場後方に張り出された一連の本紙紙面
会場後方に張り出された一連の本紙紙面
中谷会長らにあいさつに訪れた小原市議㊧
中谷会長らにあいさつに訪れた小原市議㊧

カテゴリー:社会・経済

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