コロナ新規陽性者 県内227人、豊橋は27人

　県は27日、新たに２２７人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。大村秀章知事は陽性者数について「少しずつではあるが減少気味」と述べる一方、前日時点での重症者が67人と過去最多となっている点について懸念を示した。
　２２７人の管轄保健所別内訳は、県管轄が72人、名古屋市が97人、豊橋市が27人、岡崎市が８人、豊田市が23人。豊橋市は10歳未満男児２、10歳未満女児１、10代男性１、20代男性１、20代女性１、30代男性１、30代女性１、40代男性１、40代女性４、50代男性２、50代女性２、60代男性２、60代女性１、70代男性３、70代女性１、80代男性２、80代女性１。濃厚接触者は11人だった。軽症が８人で、ほかは無症状。２人が入院を、３人が宿泊施設の利用を予定している。
　一方、26日に陽性と発表された２１５人の地域別内訳は、東三河は豊橋市の49人（クラスター関係者、濃厚接触者計19人）のほかに、豊川市が20代女性１、40代男性１、50代男性２、50代女性１▽蒲郡市が60代男性１、80代男性１。２市計７人のうち、濃厚接触者は１人だった。
　年代別内訳は20代と50代が各34人、30代が30人、40代と60代が各25人など。70代以上の割合は20・４％だった。
　過去７日間の平均値でみる県の指標によると、新規陽性者は２１０・７人（厳重警戒）、入院患者は７３４・６人（危険）、重症者数は60・３人（危険）、新規陽性者のうち高齢者は48・１人（危険）となっている。
　昨年10月21日から１月26日までの第３波の陽性者は１万７３７４人となった。70代以上の割合は16・３％。感染経路不明者は43・１％。
　この期間の重症、中等症の患者の割合は10・９％。死者は７人増えて３７５人となった。
　26日現在の入院は７１８人、入院調整は24人、軽症か無症状の人向けの施設入所は２４７人、自宅療養は１５０１人。
【山田一晶】