文字の大きさ

松井画伯が古里・豊橋で個展

家島での作品や新作を披露する松井さん=いずれもホテルアークリッシュ豊橋で
家島での作品や新作を披露する松井さん=いずれもホテルアークリッシュ豊橋で
子どもたちとの合作
子どもたちとの合作
色鮮やかな新作3点
色鮮やかな新作3点

 現代フランス画壇を代表する画家の一人として、国内外で活躍する豊橋出身の画家、松井守男さんの豊橋個展「家島展」が、豊橋市駅前大通2の「ホテルアークリッシュ豊橋」15階で開かれている。昨秋に瀬戸内海の家島諸島(兵庫県姫路市)で手掛けた作品と、特別な画材を使った新作などを披露する。6月27日まで。
 久しぶりの豊橋展。今年1月のEテレ「日曜美術館」で紹介された作品の数々を、地元ファンの要望に応える形で展示した。家島小学校の子どもたちとのワークショップで完成させた5㍍級の大作2点、家島諸島の風景画18点に加え、新作の油絵3点も披露した。
 現地の太陽や海のきらめきを感じさせる大作は、昼は自然光、夜は照明に照らされ、時間帯で異なる表情を見せている。「子どもたちから純粋なエネルギーをもらった」と松井さん。明るく伸びやかな作品はフランスでも好評だという。風景画では緑豊かな島内の情景、陽光に輝く海などが鑑賞できる。
 新作3点は思い出深い自分の作品とのつらい別れを経て、その怒りや悲しみ、悔しさをバネに情熱的に描きあげた力強い油彩画。制作には「野菜」を使った画材も一部使用、独特の鮮明な色彩と余白の美が見どころの一つになっている。「作品への鎮魂の思い、コロナでフランスに戻れないつらさなど、試練を制作意欲に変えた。東洋のわびさびを油彩で表現した」と松井さんは語る。
 多忙ながら期間中は何度か会場に足を運ぶといい「豊橋の皆さんと絵を通して会話したい」と呼びかける。
【田中博子】

 現代フランス画壇を代表する画家の一人として、国内外で活躍する豊橋出身の画家、松井守男さんの豊橋個展「家島展」が、豊橋市駅前大通2の「ホテルアークリッシュ豊橋」15階で開かれている。昨秋に瀬戸内海の家島諸島(兵庫県姫路市)で手掛けた作品と、特別な画材を使った新作などを披露する。6月27日まで。
 久しぶりの豊橋展。今年1月のEテレ「日曜美術館」で紹介された作品の数々を、地元ファンの要望に応える形で展示した。家島小学校の子どもたちとのワークショップで完成させた5㍍級の大作2点、家島諸島の風景画18点に加え、新作の油絵3点も披露した。
 現地の太陽や海のきらめきを感じさせる大作は、昼は自然光、夜は照明に照らされ、時間帯で異なる表情を見せている。「子どもたちから純粋なエネルギーをもらった」と松井さん。明るく伸びやかな作品はフランスでも好評だという。風景画では緑豊かな島内の情景、陽光に輝く海などが鑑賞できる。
 新作3点は思い出深い自分の作品とのつらい別れを経て、その怒りや悲しみ、悔しさをバネに情熱的に描きあげた力強い油彩画。制作には「野菜」を使った画材も一部使用、独特の鮮明な色彩と余白の美が見どころの一つになっている。「作品への鎮魂の思い、コロナでフランスに戻れないつらさなど、試練を制作意欲に変えた。東洋のわびさびを油彩で表現した」と松井さんは語る。
 多忙ながら期間中は何度か会場に足を運ぶといい「豊橋の皆さんと絵を通して会話したい」と呼びかける。
【田中博子】

家島での作品や新作を披露する松井さん=いずれもホテルアークリッシュ豊橋で
家島での作品や新作を披露する松井さん=いずれもホテルアークリッシュ豊橋で
子どもたちとの合作
子どもたちとの合作
色鮮やかな新作3点
色鮮やかな新作3点

カテゴリー:社会・経済 / イベント

 PR

PR