文字の大きさ

常滑の音楽イベント集団感染で東三河からも陽性者

 県は、常滑市で開催かれた野外音楽フェスティバル「NAMIMONOGATARI(波物語)」の参加者にクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。7日現在で計22人。陽性者は東三河から参加した人も含まれており、今後も増える可能性がある。
 このうち、県の無償検査では18人が陽性となった。年代別内訳は、10代8人、20代10人。住所は稲沢市4人、岡崎市3人、名古屋市、豊川市、新城市が各2人、豊橋市、常滑市、日進市、知多市、豊明市が各1人。ほかに検体の郵送による無償検査でも4人が陽性になった。
 県は、岐阜県などからの参加者も多いため、クラスターが拡大する可能性があるとみている。
 イベントは8月29日に常滑市の国際展示場で開かれた。8000人以上が集まり、多くがマスクをつけないまま大声を出したり、出された酒を飲んだとしている。出演したアーティストも謝罪するなどの動きが出ている。
 大村秀章知事は「事前に感染防止対策の徹底や酒の提供禁止などを何度も要請し、主催者もそれを守ると言いながら無視して開催した結果、クラスターが発生した。参加者自身も注意が必要だった。これでは今後、音楽フェスは開けなくなる」と厳しい口調で話した。
 県は今後、具体的な情報を収集、整理するため来週にも学識経験者などでつくる第三者委員会を開き、今後の対応などを諮問する方針を明らかにした。
 主催者側は当初、連絡がつかない状態が続いた。そして、自社のウェブで、「県の担当者から『過度な飲酒でなければお酒の提供も可能』などと説明を受けた」と釈明したため、大村知事が「事実を捻じ曲げるもの」と反発。その後直接、県庁を訪れて、担当者に経緯を報告したとしている。またこの釈明を取り消し「独自の判断においてアルコール類を販売した」とする文書を改めて掲載した。
 一方、経済産業省は8日付で、最大3000万円の補助金について、交付を取り消すと発表した。報告を求めた結果、チケット販売を継続したこと、酒類を販売したことなどルール違反が判明したため、としている。

出演アーティスト3人から寄付金

 県は、出演したアーティスト3人から「あいち医療応援基金」に寄付があったことを発表した。金額は公表していない。
(後藤康之)

 県は、常滑市で開催かれた野外音楽フェスティバル「NAMIMONOGATARI(波物語)」の参加者にクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。7日現在で計22人。陽性者は東三河から参加した人も含まれており、今後も増える可能性がある。
 このうち、県の無償検査では18人が陽性となった。年代別内訳は、10代8人、20代10人。住所は稲沢市4人、岡崎市3人、名古屋市、豊川市、新城市が各2人、豊橋市、常滑市、日進市、知多市、豊明市が各1人。ほかに検体の郵送による無償検査でも4人が陽性になった。
 県は、岐阜県などからの参加者も多いため、クラスターが拡大する可能性があるとみている。
 イベントは8月29日に常滑市の国際展示場で開かれた。8000人以上が集まり、多くがマスクをつけないまま大声を出したり、出された酒を飲んだとしている。出演したアーティストも謝罪するなどの動きが出ている。
 大村秀章知事は「事前に感染防止対策の徹底や酒の提供禁止などを何度も要請し、主催者もそれを守ると言いながら無視して開催した結果、クラスターが発生した。参加者自身も注意が必要だった。これでは今後、音楽フェスは開けなくなる」と厳しい口調で話した。
 県は今後、具体的な情報を収集、整理するため来週にも学識経験者などでつくる第三者委員会を開き、今後の対応などを諮問する方針を明らかにした。
 主催者側は当初、連絡がつかない状態が続いた。そして、自社のウェブで、「県の担当者から『過度な飲酒でなければお酒の提供も可能』などと説明を受けた」と釈明したため、大村知事が「事実を捻じ曲げるもの」と反発。その後直接、県庁を訪れて、担当者に経緯を報告したとしている。またこの釈明を取り消し「独自の判断においてアルコール類を販売した」とする文書を改めて掲載した。
 一方、経済産業省は8日付で、最大3000万円の補助金について、交付を取り消すと発表した。報告を求めた結果、チケット販売を継続したこと、酒類を販売したことなどルール違反が判明したため、としている。

出演アーティスト3人から寄付金

 県は、出演したアーティスト3人から「あいち医療応援基金」に寄付があったことを発表した。金額は公表していない。
(後藤康之)

カテゴリー:社会・経済

 PR

PR