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ビオ・あつみエピスリー豊橋店でプラごみ減量キャンペーン

来店客に「エコかっこいい」のコンセプトを説明する学生=「ビオ・あつみエピスリー豊橋店」で
来店客に「エコかっこいい」のコンセプトを説明する学生=「ビオ・あつみエピスリー豊橋店」で
学生が作ったポップとガラス容器
学生が作ったポップとガラス容器
渡会社長の似顔絵をあしらったエコクールカード。裏面に使い方と「このカードはあなたが『エコかっこいい』姿になるための一歩を踏み出した証です」のメッセージが
渡会社長の似顔絵をあしらったエコクールカード。裏面に使い方と「このカードはあなたが『エコかっこいい』姿になるための一歩を踏み出した証です」のメッセージが

南山大の川北ゼミ生と渥美フーズが連携

南山大学経営学部の川北眞紀子ゼミの学生が、豊橋市三ノ輪町のスーパーマーケット「ビオ・あつみエピスリー豊橋店」で、「マイ容器」の持参によるプラスチックごみ減量キャンペーンを始めた。25日を含む1週間は国連が定めた「SDGs週間」。学生のキャンペーンは同日まで続く。

 企業とタイアップし、学生目線を取り込んだ商品開発やイベント、新規事業の提案などを手掛けることでマーケティングを学ぶゼミ。3チームが春から、東三河でスーパーを経営する渥美フーズ(田原市福江町)と、持続可能な社会の実現をテーマに、産学連携に取り組んできた。
 このうち、1班のコンセプトは「エコかっこいい」。ガラスのマイ容器を店頭で販売し、この容器を持参して総菜を量り売りで500円以上買うと、25日までは200円引き、それ以降年内は100円引きで買えるシステムを提案した。
 もともと、量り売りでプラスチック容器の廃棄削減を目指していた同社だが、学生たちは、年間300万個以上の容器が捨てられていると試算。渥美フーズ来店客へのアンケートの結果、15%が同社の環境への取り組みに共感していることが分かったとして、さらに差別化を図ることにした。
 持ち帰り容器について当初はプラスチックシリコン製の商品を提案したが、渡会一仁社長との協議の結果、ガラス容器に切り替えた。
 初日の18日は、台風が通過中のあいにくの天気だったが、学生たちは1階にコーナーを設け、リサイクル容器のPRに励んだ。のぼり旗やポップを出して、環境に優しい取り組みであることをPR。足を止めて、学生とリサイクル談義をする人もおり、770~1540円の容器を買い求めていった。
 すでに容器を持っているという人には、別サイズのものを勧めるなど、売り込みに励んでいた。容器には渡会社長の顔をイメージした「エコ・クール・カード」が添えられている。
 グループはこの日までに数回、店に足を運び、ネット会議システムを使って詰めの打ち合わせをしてきた。リーダーの神谷俊行さんは「食品販売に興味があり、参加した。提案しているデポジット容器の実現も目指したい」と意気込んだ。尾形萌衣さんは「思っている以上にプラスチック削減に関心のある人がいた。買ってくれなくても、話を聞いてくれるだけでうれしい」と話した。
 渥美フーズの渡会社長は「以前から量り売りに力を入れてきたが、少し後退していた感がある。ぜひとも、学生提案の『エコかっこいい』をやり遂げたい。学生はとのやり取りはスムーズで、提案にもセンスを感じた」と話していた。
同時に、20日まではゼミの別のチームが開発した「伊良湖みかん」を使った「フルーツバター」も販売中。
【山田一晶】

南山大の川北ゼミ生と渥美フーズが連携

南山大学経営学部の川北眞紀子ゼミの学生が、豊橋市三ノ輪町のスーパーマーケット「ビオ・あつみエピスリー豊橋店」で、「マイ容器」の持参によるプラスチックごみ減量キャンペーンを始めた。25日を含む1週間は国連が定めた「SDGs週間」。学生のキャンペーンは同日まで続く。

 企業とタイアップし、学生目線を取り込んだ商品開発やイベント、新規事業の提案などを手掛けることでマーケティングを学ぶゼミ。3チームが春から、東三河でスーパーを経営する渥美フーズ(田原市福江町)と、持続可能な社会の実現をテーマに、産学連携に取り組んできた。
 このうち、1班のコンセプトは「エコかっこいい」。ガラスのマイ容器を店頭で販売し、この容器を持参して総菜を量り売りで500円以上買うと、25日までは200円引き、それ以降年内は100円引きで買えるシステムを提案した。
 もともと、量り売りでプラスチック容器の廃棄削減を目指していた同社だが、学生たちは、年間300万個以上の容器が捨てられていると試算。渥美フーズ来店客へのアンケートの結果、15%が同社の環境への取り組みに共感していることが分かったとして、さらに差別化を図ることにした。
 持ち帰り容器について当初はプラスチックシリコン製の商品を提案したが、渡会一仁社長との協議の結果、ガラス容器に切り替えた。
 初日の18日は、台風が通過中のあいにくの天気だったが、学生たちは1階にコーナーを設け、リサイクル容器のPRに励んだ。のぼり旗やポップを出して、環境に優しい取り組みであることをPR。足を止めて、学生とリサイクル談義をする人もおり、770~1540円の容器を買い求めていった。
 すでに容器を持っているという人には、別サイズのものを勧めるなど、売り込みに励んでいた。容器には渡会社長の顔をイメージした「エコ・クール・カード」が添えられている。
 グループはこの日までに数回、店に足を運び、ネット会議システムを使って詰めの打ち合わせをしてきた。リーダーの神谷俊行さんは「食品販売に興味があり、参加した。提案しているデポジット容器の実現も目指したい」と意気込んだ。尾形萌衣さんは「思っている以上にプラスチック削減に関心のある人がいた。買ってくれなくても、話を聞いてくれるだけでうれしい」と話した。
 渥美フーズの渡会社長は「以前から量り売りに力を入れてきたが、少し後退していた感がある。ぜひとも、学生提案の『エコかっこいい』をやり遂げたい。学生はとのやり取りはスムーズで、提案にもセンスを感じた」と話していた。
同時に、20日まではゼミの別のチームが開発した「伊良湖みかん」を使った「フルーツバター」も販売中。
【山田一晶】

来店客に「エコかっこいい」のコンセプトを説明する学生=「ビオ・あつみエピスリー豊橋店」で
来店客に「エコかっこいい」のコンセプトを説明する学生=「ビオ・あつみエピスリー豊橋店」で
学生が作ったポップとガラス容器
学生が作ったポップとガラス容器
渡会社長の似顔絵をあしらったエコクールカード。裏面に使い方と「このカードはあなたが『エコかっこいい』姿になるための一歩を踏み出した証です」のメッセージが
渡会社長の似顔絵をあしらったエコクールカード。裏面に使い方と「このカードはあなたが『エコかっこいい』姿になるための一歩を踏み出した証です」のメッセージが

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

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