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丸山薫賞受賞者の山本さんに盾など贈る

浅井市長から表彰状を受ける山本かずこさん㊨=ホテルアソシア豊橋で
浅井市長から表彰状を受ける山本かずこさん㊨=ホテルアソシア豊橋で

 現代詩の全国公募コンテスト「第28回丸山薫賞」(豊橋市など主催)の贈呈式が21日、豊橋市花田町の「ホテルアソシア豊橋」であり、詩集「恰も魂あるものの如く(あたかもたましいあるもののごとく)」を出版した山本かずこさん=埼玉県=に正賞盾などが贈られた。
 受賞作は2019年に急逝した夫で詩人の岡田幸文氏に捧げた内容。生前は編集も手掛け、山本さんの最初の読者でもあった。晩年に「君の詩集を出そう」と取り組んだ作品が本作だった。
 豊橋市の浅井由崇市長から表彰状と盾などを受け取った。
 山本さんは「平仮名や誰もが使う日本語を心掛け、夫がよく使った『今を生きる』を大切にしてきた。夫と一緒に受賞したと思う。丸山先生も『これでいいんだ』と後押ししてくれている気分」と述べた。
 賞選考会の八木幹夫委員長は「今回はとても難しい最終選考だった。山本さんの存在の奥行きを示す作品だった。長年の創作活動の成果がようやく日の目を見た」と賛辞を送った。
 同賞は豊橋ゆかりの詩人、丸山薫(1899~1974年)を顕彰するため1994年に始まった。今回は212冊から選ばれた。受賞作は昨年9月にミッドナイト・プレスから刊行された。
【加藤広宣】

 現代詩の全国公募コンテスト「第28回丸山薫賞」(豊橋市など主催)の贈呈式が21日、豊橋市花田町の「ホテルアソシア豊橋」であり、詩集「恰も魂あるものの如く(あたかもたましいあるもののごとく)」を出版した山本かずこさん=埼玉県=に正賞盾などが贈られた。
 受賞作は2019年に急逝した夫で詩人の岡田幸文氏に捧げた内容。生前は編集も手掛け、山本さんの最初の読者でもあった。晩年に「君の詩集を出そう」と取り組んだ作品が本作だった。
 豊橋市の浅井由崇市長から表彰状と盾などを受け取った。
 山本さんは「平仮名や誰もが使う日本語を心掛け、夫がよく使った『今を生きる』を大切にしてきた。夫と一緒に受賞したと思う。丸山先生も『これでいいんだ』と後押ししてくれている気分」と述べた。
 賞選考会の八木幹夫委員長は「今回はとても難しい最終選考だった。山本さんの存在の奥行きを示す作品だった。長年の創作活動の成果がようやく日の目を見た」と賛辞を送った。
 同賞は豊橋ゆかりの詩人、丸山薫(1899~1974年)を顕彰するため1994年に始まった。今回は212冊から選ばれた。受賞作は昨年9月にミッドナイト・プレスから刊行された。
【加藤広宣】

浅井市長から表彰状を受ける山本かずこさん㊨=ホテルアソシア豊橋で
浅井市長から表彰状を受ける山本かずこさん㊨=ホテルアソシア豊橋で

カテゴリー:社会・経済

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