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「トリエンナーレ豊橋」美博で30日開幕

大賞作品「痕跡!?」と佐々木さん=いずれも豊橋市美術博物館で
大賞作品「痕跡!?」と佐々木さん=いずれも豊橋市美術博物館で
関係者によるテープカット
関係者によるテープカット
佐々木さんの説明を受ける高畑氏
佐々木さんの説明を受ける高畑氏

 創造的な制作に励む新進作家を発掘、顕彰する「第8回トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展~明日の日本画を求めて~」が30日、豊橋市美術博物館で開幕する。これを前に29日、豊橋市役所で入選者の表彰式、同館で開場式と内覧会がそれぞれ開かれた。
 日本画の可能性を追求し続け、戦後の日本画壇に多大な影響を与えた豊橋出身の画家星野眞吾氏と、妻の日本画家高畑郁子氏の寄付による美術振興基金を活用した、3年に1度の全国公募展。今回は新型コロナ禍のため開催が1年延期していた。197点が寄せられ、大賞以下57点が入選した。
 表彰式、開場式は関係者ら約50人が出席。高畑氏、星野眞吾賞(大賞)に輝いた佐々木菜摘さん(22)、山西正泰市教育長らがテープカットして開場、記念撮影後に内覧会が開かれた。
 大賞の佐々木さん(東北芸術工科大学大学院1年)の受賞作「痕跡!?」は、なめし皮に岩絵の具や布絵の具などで「一つの生命体」を描いた作品。「ゼミの先生の後押しで出品した。自分が理想とする生命体として、一つの塊の中に動物や植物など多様な要素や視線を入れた作品。裏テーマは『未来生物の標本』で、よりリアルな質感を求めてなめし皮を使った。受賞の知らせを受けた時は驚いて放心状態になった。制作への責任感が強まった。今後も自分にしかできない世界観を大事に表現したい」と話した。
 展示は12月26日まで。一般・大学生500円、小中高生200円。
【田中博子】

 創造的な制作に励む新進作家を発掘、顕彰する「第8回トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展~明日の日本画を求めて~」が30日、豊橋市美術博物館で開幕する。これを前に29日、豊橋市役所で入選者の表彰式、同館で開場式と内覧会がそれぞれ開かれた。
 日本画の可能性を追求し続け、戦後の日本画壇に多大な影響を与えた豊橋出身の画家星野眞吾氏と、妻の日本画家高畑郁子氏の寄付による美術振興基金を活用した、3年に1度の全国公募展。今回は新型コロナ禍のため開催が1年延期していた。197点が寄せられ、大賞以下57点が入選した。
 表彰式、開場式は関係者ら約50人が出席。高畑氏、星野眞吾賞(大賞)に輝いた佐々木菜摘さん(22)、山西正泰市教育長らがテープカットして開場、記念撮影後に内覧会が開かれた。
 大賞の佐々木さん(東北芸術工科大学大学院1年)の受賞作「痕跡!?」は、なめし皮に岩絵の具や布絵の具などで「一つの生命体」を描いた作品。「ゼミの先生の後押しで出品した。自分が理想とする生命体として、一つの塊の中に動物や植物など多様な要素や視線を入れた作品。裏テーマは『未来生物の標本』で、よりリアルな質感を求めてなめし皮を使った。受賞の知らせを受けた時は驚いて放心状態になった。制作への責任感が強まった。今後も自分にしかできない世界観を大事に表現したい」と話した。
 展示は12月26日まで。一般・大学生500円、小中高生200円。
【田中博子】

大賞作品「痕跡!?」と佐々木さん=いずれも豊橋市美術博物館で
大賞作品「痕跡!?」と佐々木さん=いずれも豊橋市美術博物館で
関係者によるテープカット
関係者によるテープカット
佐々木さんの説明を受ける高畑氏
佐々木さんの説明を受ける高畑氏

カテゴリー:芸能・文化 / イベント

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