新成人の門出を祝う

豊橋「あいトピア」で障害者はたちのつどい

　豊橋市内の20歳を迎えた障害者らの門出を祝う「２０２２年豊橋市障害者はたちのつどい」が８日、市総合福祉センター「あいトピア」で開かれた。出席者が新成人の節目を祝った。
　実行委員会と市社会福祉協議会、豊橋善意銀行の主催。保護者らの要望に応え１９８４年から毎年開くが、昨年は新型コロナウイルス禍の影響で中止した。今回は会場レイアウトを対面式から変更、欠席者向けに式の模様を動画で生配信するなど対策を講じた。
　対象となる新成人61人のうち12人と付き添いの保護者ら、浅井由崇市長ら来賓が出席した。晴れの衣装に身を包んだ新成人に、山下徹実行委員長が「今後はもっと長い時間を社会で過ごす。苦労も楽しいことも待っている。楽しいこと、素晴らしいことに出合うため、これまで以上に頑張って」と激励、あわせて保護者らをねぎらった。
　市社協の加藤三男会長と善意銀行の荒木義夫理事長が、新成人代表に記念品の腕時計を贈呈。浅井市長ら来賓祝辞の後、新成人を代表し足立直生さんが「きょうの日を迎えられたのも今まで支えてくれた家族、先生、お医者さん、多くの方々のお陰です。これからも社会人として一生懸命頑張っていきます」などと誓いの言葉を読み上げた。
　記念撮影後にある恒例の交流会は開かず、代わりにフォトパネルを用意。新成人が仲間や家族とパネルの前に順に立ち、晴れ姿を撮っていた。
【田中博子】