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新城の今村さん、書道の部で日展初入選

入選証を持つ今村さん
入選証を持つ今村さん
「思ひやる」
「思ひやる」

 新城市を拠点に活動する書道グループ「一穂会」に所属する今村冴里さん(44)=新城市杉山=が、日展の5科(書道の部)で初入選した。「書道界で最も格式が高い展覧会で評価されてうれしい」と話す。
 小学生の頃に書道を始め、高校卒業と同時に一穂会に入会した。師匠の村田華穂さんの指導を受けて研さんを積み、かなを学んできた。今では自宅で子どもたちを指導する。
 入選作品は「思ひやる」。古今和歌集の好きな3首を書いた。紀貫之の「思ひやる越の白山知らねどもひと夜も夢に越えぬ夜ぞなき」▽詠み人知らずの「いにしへの野中の清水ぬるけれどもとの心ぞ知る人ぞ汲む」▽業平朝臣の「世の中にさらぬ別れのなしもがな千代とも祈る人の子のため」=で「字を読んでもらうのではなく、一つの景色として見てもらうように」の師匠の言葉を胸に仕上げた。
 今村さんは「入選できるとは夢にも思わなかった。長い間、私の指導を続けて頂いた師匠のおかげです」と感謝する。
 今村さんの作品は県美術館ギャラリーで開かれる日展名古屋展(26日~2月13日)で展示される。
【竹下貴信】

 新城市を拠点に活動する書道グループ「一穂会」に所属する今村冴里さん(44)=新城市杉山=が、日展の5科(書道の部)で初入選した。「書道界で最も格式が高い展覧会で評価されてうれしい」と話す。
 小学生の頃に書道を始め、高校卒業と同時に一穂会に入会した。師匠の村田華穂さんの指導を受けて研さんを積み、かなを学んできた。今では自宅で子どもたちを指導する。
 入選作品は「思ひやる」。古今和歌集の好きな3首を書いた。紀貫之の「思ひやる越の白山知らねどもひと夜も夢に越えぬ夜ぞなき」▽詠み人知らずの「いにしへの野中の清水ぬるけれどもとの心ぞ知る人ぞ汲む」▽業平朝臣の「世の中にさらぬ別れのなしもがな千代とも祈る人の子のため」=で「字を読んでもらうのではなく、一つの景色として見てもらうように」の師匠の言葉を胸に仕上げた。
 今村さんは「入選できるとは夢にも思わなかった。長い間、私の指導を続けて頂いた師匠のおかげです」と感謝する。
 今村さんの作品は県美術館ギャラリーで開かれる日展名古屋展(26日~2月13日)で展示される。
【竹下貴信】

入選証を持つ今村さん
入選証を持つ今村さん
「思ひやる」
「思ひやる」

カテゴリー:社会・経済

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