新年度スタート 新規採用職員たち決意新たに

　１日、県内の各自治体で新規採用職員に辞令書が交付された。新人たちは、期待と不安を胸に新たな一歩を踏み出した。

　豊橋市は市役所講堂で実施した採用発令式に93人が出席した。今年度は一般職のほか労務、医師などを計１２４人を新採用した。
　式では、ゼロカーボンシティ推進課に配属された藤城智華さん（22）が浅井由崇市長から辞令書を受け取った。新職員を代表し、田中蒼大さん（22）＝観光プロモーション課＝が「公務を民主的に能率的に運営し、全体の奉仕者として誠実に公正に服務にあたりたい」などと誓った。
　浅井市長は「現場主義や市民感覚を大切に、前例主義にとらわれず部署や行政区分の壁を乗り越えてほしい。豊橋や東三河の能力を引き出し、選ばれるまちを目指して力を発揮してほしい」と期待した。
　豊川市66人、蒲郡市98人、新城市47人、田原市24人、設楽町８人、東栄町４人、豊根村３人が採用された。
【加藤広宣】

　県の新規採用職員の入庁式は、名古屋市東区の愛知芸術文化センター県芸術劇場大ホールで開かれた。
　知事部局３８９人▽企業庁13人▽病院事業庁95人▽議会事務局１人▽教育委員会47人▽人事委員会１人－の計５４６人。昨年度に比べ49人減った。
　リクルートスーツ姿の新人は緊張した面持ちで式典に臨んだ。代表して新城設楽建設事務所に配属される藤田健太郎さん（22）＝名古屋工業大工学部卒＝に辞令が交付され、地方創生課に配属される岩田海莉さん（22）＝名古屋大文学部卒＝が「未熟ではありますが、県民の皆さまの支えとなれるよう、精いっぱい努力してまいります」と決意を表明した。
　この後、大村秀章知事が、県の現状などを紹介。「健康に留意し、職務に全力を尽くしてほしい」と訓示した。
（後藤康之）