佐原豊橋市長が3期目に向け抱負

　豊橋市長選で３選を果たした佐原光一市長は14日、定例記者会見で17日から始まる３期目に向けた抱負を述べた。「市長としてはもちろん、広域連合の中においてもしっかりとした取り組みをしていく。３つの約束、９つの政策を着実に実施する。私自身が知恵を出したり、汗をかいたりして先頭に立って頑張っていく」と決意を示した。
　選挙選を振り返り、市内全域で実施した個人演説会で市の取り組み、地域の課題を市民に説明しており「一緒に考え、つくっていくことの入口になることを期待する」と述べた。
　「市民の中には中山間地出身の人もいて、東三河広域連合への期待も強く感じた」と話した。今後の取り組みとして、現在進めている介護保険の一体化のほか、「採用、研修を含めた教員の人事権、児童相談所、保健所を連合でできるようにしていきたい」と述べた。
　また、通勤や通学などで市民同士が行き交う静岡県湖西市に関し「例えば、行政手続きが豊橋、湖西でできるようにするためにも、広域連合にオブザーバー参加という形ができないかと思う」との考えを示し、現在、湖西市長選挙が行われていることから「新市長が決まったら相談したい」と話した。
（中村晋也）