移動型サウナバスの体験イベント 新城の湯谷園地

　新城市能登瀬の湯谷園地で７月31日、移動型サウナバスによる体験イベントが開かれた。参加者は車内でサウナを、宇連川の水風呂を、河川敷で外気浴を楽しみ、心身を整えた。
　ＪＲ東海と県の夏の観光キャンペーン「あいち冷やし旅」の企画。サウナ室を設けたバスを運用する「リバース」（大阪府高槻市）を招き、新城市が川で遊べる園地を紹介して実現した。
　バスの名は「サバス」。兵庫県の神姫バスで運行していた路線バス車両を改造した。後部にサウナ室を設け、まきストーブを使って温度を上げ、降車ボタンを押すと蒸気が発生する。
　現地着、解散「『サウナ×バス×天然プール』サバスに蒸車！」と題したツアー。園地駐車場にバスを止め、２時間内で何度もサウナと川の中に入って楽しめる。名古屋市の会社員、山本純之さん（26）は「サウナと自然の川を満喫し、貴重な体験ができた」と話した。企画したＪＲ東海営業本部の伊藤悟さんは「都会で疲れた人が癒やされてもらえれば」とＰＲする。
　誘致した市観光課の西田和裕さんは「湯谷園地だけでなく市内にはアウトドアサウナができる場所がある。北欧では冬に入る。季節を通じて遊べる体制づくりを考えたい」と話した。
　体験イベントはＪＲ東海ＥＸサービス会員限定商品。６～７日、９月10～11日にもある。各日午前10時、午後１時、同４時の３部制、定員は各部10人。体験料は１万２８００円。
【安藤聡】