複数の市議がコロナ陽性 豊橋のみ実名発表
豊川・蒲郡・田原は匿名
新型コロナウイルス第7波の広がりは、誰がいつ検査で陽性になっても不思議でないほどだ。第7波では複数の市議が陽性になった。だが、実名を出すかどうか、議会で判断が分かれた。理由を聞いた。
豊橋市議会では市議が陽性となった際は実名で発表するという公表基準を設けている。昨年8月の会派代表者会議で合意した。市議会ホームぺージで陽性確定日や経過などを掲載する。今年2月に初めて市議1人が陽性となりこのルールで公表した。第7波では2日の1人を皮切りに、17日までに7人が陽性となり、すべて氏名や経過を公表した。市議会は今年度から、コロナで自宅待機となった市議に常任委員会などへのオンライン出席を認め、今回も適用があった。
豊川市は1日と12日に各1人が陽性となったと発表した。年令や性別は公表していない。議会事務局によると、昨年の段階で事務局と正副議長が話し合い、このような発表スタイルに決めたという。事務局は「誰と濃厚接触したかは市議本人が分かっているので、個別に連絡してもらえば済む。名前を出す理由はない」と説明する。ただ、議長は例外という。
蒲郡市議会事務局によると、これまでに市議の陽性報告はない。仮に陽性者が出ても、個人情報保護の観点から匿名で報道発表をするという。
新城市議会も陽性報告はない。議会事務局によると陽性者が出た場合の対応は未定。議長と協議するという。
田原市議会事務局は先月末、60代の男性市議が陽性となり、自宅待機したと発表した。2020年4月の議会運営委員会で協議し、議員が検査で陽性となった場合、家族への影響を考えて匿名で発表することを決めていたという。
【取材班】
豊川・蒲郡・田原は匿名
新型コロナウイルス第7波の広がりは、誰がいつ検査で陽性になっても不思議でないほどだ。第7波では複数の市議が陽性になった。だが、実名を出すかどうか、議会で判断が分かれた。理由を聞いた。
豊橋市議会では市議が陽性となった際は実名で発表するという公表基準を設けている。昨年8月の会派代表者会議で合意した。市議会ホームぺージで陽性確定日や経過などを掲載する。今年2月に初めて市議1人が陽性となりこのルールで公表した。第7波では2日の1人を皮切りに、17日までに7人が陽性となり、すべて氏名や経過を公表した。市議会は今年度から、コロナで自宅待機となった市議に常任委員会などへのオンライン出席を認め、今回も適用があった。
豊川市は1日と12日に各1人が陽性となったと発表した。年令や性別は公表していない。議会事務局によると、昨年の段階で事務局と正副議長が話し合い、このような発表スタイルに決めたという。事務局は「誰と濃厚接触したかは市議本人が分かっているので、個別に連絡してもらえば済む。名前を出す理由はない」と説明する。ただ、議長は例外という。
蒲郡市議会事務局によると、これまでに市議の陽性報告はない。仮に陽性者が出ても、個人情報保護の観点から匿名で報道発表をするという。
新城市議会も陽性報告はない。議会事務局によると陽性者が出た場合の対応は未定。議長と協議するという。
田原市議会事務局は先月末、60代の男性市議が陽性となり、自宅待機したと発表した。2020年4月の議会運営委員会で協議し、議員が検査で陽性となった場合、家族への影響を考えて匿名で発表することを決めていたという。
【取材班】