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豊橋技科大学長が10年見据えたビジョン発表

10年後を見据えた独自の将来ビジョンを説明する寺嶋学長=豊橋技術科学大学で
10年後を見据えた独自の将来ビジョンを説明する寺嶋学長=豊橋技術科学大学で

 豊橋技術科学大学の寺嶋一彦学長は、今後10年間を見据えた「将来ビジョン」を発表した。国立大学法人化に伴い6年ごとに示す中期目標と並んで、長期的指針として目指す大学像をまとめた初の試み。地域や高等専門学校との共同歩調などをさらに強め、五つの主要テーマごとに重点戦略を掲げた。
 10年後のあるべき姿として①大学の使命②チャレンジし続ける大学③地域や高専と共に歩む-を将来像とした。これを「教育」「研究」「社会共創」「多文化や多様性の尊重など」「大学資源を生かした組織と運営力強化」の5テーマに分け、15の重点戦略を示した。
 教育では高専生の大学専門課程への編入、学び直す意欲のある社会人向けに教育プログラムを充実させるなど切れ目ない教育を目指す。大学の特徴でもある産学連携に学外連携も加えるなど、技術力の社会実装力を高める教育プログラムを強化する。
 研究では、高専や地域産業界との接点を生かして研究チームを編成。幅広い研究プロジェクトへの対応力も備える。
 産学連携による究成果の実装のほか、高専との連携で域課題解決への研究など、社会との共創を生み出すエコシステム(生態系)の形成なども視野に入れる。
 作業は2020年度から2年間、若手教員を含む学内で段階的な議論を経てまとめた。寺嶋学長は「法人化から10年余りで大学の長期目標が見えづらくなった。学内で蓄積されたアイデアをボトムアップで活用した」などと説明した。
【加藤広宣】

 豊橋技術科学大学の寺嶋一彦学長は、今後10年間を見据えた「将来ビジョン」を発表した。国立大学法人化に伴い6年ごとに示す中期目標と並んで、長期的指針として目指す大学像をまとめた初の試み。地域や高等専門学校との共同歩調などをさらに強め、五つの主要テーマごとに重点戦略を掲げた。
 10年後のあるべき姿として①大学の使命②チャレンジし続ける大学③地域や高専と共に歩む-を将来像とした。これを「教育」「研究」「社会共創」「多文化や多様性の尊重など」「大学資源を生かした組織と運営力強化」の5テーマに分け、15の重点戦略を示した。
 教育では高専生の大学専門課程への編入、学び直す意欲のある社会人向けに教育プログラムを充実させるなど切れ目ない教育を目指す。大学の特徴でもある産学連携に学外連携も加えるなど、技術力の社会実装力を高める教育プログラムを強化する。
 研究では、高専や地域産業界との接点を生かして研究チームを編成。幅広い研究プロジェクトへの対応力も備える。
 産学連携による究成果の実装のほか、高専との連携で域課題解決への研究など、社会との共創を生み出すエコシステム(生態系)の形成なども視野に入れる。
 作業は2020年度から2年間、若手教員を含む学内で段階的な議論を経てまとめた。寺嶋学長は「法人化から10年余りで大学の長期目標が見えづらくなった。学内で蓄積されたアイデアをボトムアップで活用した」などと説明した。
【加藤広宣】

10年後を見据えた独自の将来ビジョンを説明する寺嶋学長=豊橋技術科学大学で
10年後を見据えた独自の将来ビジョンを説明する寺嶋学長=豊橋技術科学大学で

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

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