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「とよはし創業塾」始まる

新規開業を目指す受講生ら=豊橋商工会議所で
新規開業を目指す受講生ら=豊橋商工会議所で

 新規創業希望者などを対象にした豊橋商工会議所の「とよはし創業塾」が今月から始まった。今年度は募集定員(15人)を大幅に上回る27人が受講した。6回にわたる講義で心構えから事業構想や関連知識を学び、創業時に欠かせない事業計画書づくりにに生かす。
 商議所によるとここ数年の受講者数は12人前後で推移している。新型コロナウイルス禍の制限も徐々に和らぎ、創業希望者の意欲も高まっているようだ。
 中小企業診断士や税理士ら専門家を講師に週1回の講義を受ける。マーケティング戦略や資金計画、税制や会計など経営の基本知識のほか、最近はSNSなどを生かしたウェブマーケティングなども学ぶ。
 昨年度受講生のうち新規創業者は4人。飲食店やエステサロンなど独立開業が中心で、インターネット通販など自宅などで始めやすい業態も出てきたという。
 新規開業を促す一方で廃業率を抑えることも課題に挙がる。
 商議所や専門機関では最近、後継者不足の企業と創業者を事業買収(M&A)でつなぐ新たな手法を模索し始めた。既存顧客など企業が持つ営業基盤を生かし、より確実な販売計画が立てられるという。廃業率抑制と事業承継の両面で課題解決が期待されている。
 豊橋商議所も県事業承継・引継ぎ支援センター豊橋サテライトオフィスと連携し、関連機関の「後継者人材バンク」などでマッチングを図る。日本政策金融公庫も地元金融機関との連携でマッチングを進めている。
 豊橋サテライトの中村慶三氏は「売り上げの根拠となる営業基盤の有無は創業融資時の大きな利点にもなる」と話す。
【加藤広宣】

 新規創業希望者などを対象にした豊橋商工会議所の「とよはし創業塾」が今月から始まった。今年度は募集定員(15人)を大幅に上回る27人が受講した。6回にわたる講義で心構えから事業構想や関連知識を学び、創業時に欠かせない事業計画書づくりにに生かす。
 商議所によるとここ数年の受講者数は12人前後で推移している。新型コロナウイルス禍の制限も徐々に和らぎ、創業希望者の意欲も高まっているようだ。
 中小企業診断士や税理士ら専門家を講師に週1回の講義を受ける。マーケティング戦略や資金計画、税制や会計など経営の基本知識のほか、最近はSNSなどを生かしたウェブマーケティングなども学ぶ。
 昨年度受講生のうち新規創業者は4人。飲食店やエステサロンなど独立開業が中心で、インターネット通販など自宅などで始めやすい業態も出てきたという。
 新規開業を促す一方で廃業率を抑えることも課題に挙がる。
 商議所や専門機関では最近、後継者不足の企業と創業者を事業買収(M&A)でつなぐ新たな手法を模索し始めた。既存顧客など企業が持つ営業基盤を生かし、より確実な販売計画が立てられるという。廃業率抑制と事業承継の両面で課題解決が期待されている。
 豊橋商議所も県事業承継・引継ぎ支援センター豊橋サテライトオフィスと連携し、関連機関の「後継者人材バンク」などでマッチングを図る。日本政策金融公庫も地元金融機関との連携でマッチングを進めている。
 豊橋サテライトの中村慶三氏は「売り上げの根拠となる営業基盤の有無は創業融資時の大きな利点にもなる」と話す。
【加藤広宣】

新規開業を目指す受講生ら=豊橋商工会議所で
新規開業を目指す受講生ら=豊橋商工会議所で

カテゴリー:社会・経済

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