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「さくらピア」で防災学ぶ講座

ハザードマップを見る参加者=さくらピアで
ハザードマップを見る参加者=さくらピアで
レスキューシートをまとう牧野さん
レスキューシートをまとう牧野さん

 障害者と家族、ボランティアらが防災を学ぶ講座「さくらピア避難所体験2022」が24日、豊橋市障害者福祉会館「さくらピア」で開かれた。河川の氾濫から避難するハザードマップの活用と、避難生活にも役立つキャンプ用品が紹介された。
 会館の指定管理者「豊橋障害者(児)団体連合協議会」(豊障連、山下徹会長)が障害当事者向けに2009年から毎年開く。避難生活の体験、災害ボランティアとの訓練、防災運動会とテーマを変えて続ける。団体は14年に防災功労者として内閣総理大臣賞を受賞した。新型コロナウイルス禍で20年からは座学で開いている。昨年は感染拡大で中止だった。
 今年は「川について考える」と「キャンプ用品」がテーマ。市河川課の近藤教暢さんが豊川(とよがわ)と豊川放水路のハザードマップを説明した後、「洪水に備え、被害の予想や避難経路、避難場所を知ることが必要。市のホームページや防災ラジオで近くの川がどの状況かを確認してほしい」と述べた。
 参加者からは「豊川近くで一人暮らしをする高齢の母を避難所に送るタイミングはいつがよいのか」と質問があった。河川課職員は「川沿いの低い場所で避難所は開設しない時もある。洪水に備えて雨量を確認し、行動してほしい」と答えた。
 登山用品店「モンタニア」の牧野昭仁さんがキャンプ用品を紹介した。レスキューシートは掛け布団にもなる。山や沢の生水から飲料水を作る浄水機能が付いたボトルも紹介。「道具がそろっていれば避難時の生活に役立ちます」と説明した。
【安藤聡】

 障害者と家族、ボランティアらが防災を学ぶ講座「さくらピア避難所体験2022」が24日、豊橋市障害者福祉会館「さくらピア」で開かれた。河川の氾濫から避難するハザードマップの活用と、避難生活にも役立つキャンプ用品が紹介された。
 会館の指定管理者「豊橋障害者(児)団体連合協議会」(豊障連、山下徹会長)が障害当事者向けに2009年から毎年開く。避難生活の体験、災害ボランティアとの訓練、防災運動会とテーマを変えて続ける。団体は14年に防災功労者として内閣総理大臣賞を受賞した。新型コロナウイルス禍で20年からは座学で開いている。昨年は感染拡大で中止だった。
 今年は「川について考える」と「キャンプ用品」がテーマ。市河川課の近藤教暢さんが豊川(とよがわ)と豊川放水路のハザードマップを説明した後、「洪水に備え、被害の予想や避難経路、避難場所を知ることが必要。市のホームページや防災ラジオで近くの川がどの状況かを確認してほしい」と述べた。
 参加者からは「豊川近くで一人暮らしをする高齢の母を避難所に送るタイミングはいつがよいのか」と質問があった。河川課職員は「川沿いの低い場所で避難所は開設しない時もある。洪水に備えて雨量を確認し、行動してほしい」と答えた。
 登山用品店「モンタニア」の牧野昭仁さんがキャンプ用品を紹介した。レスキューシートは掛け布団にもなる。山や沢の生水から飲料水を作る浄水機能が付いたボトルも紹介。「道具がそろっていれば避難時の生活に役立ちます」と説明した。
【安藤聡】

ハザードマップを見る参加者=さくらピアで
ハザードマップを見る参加者=さくらピアで
レスキューシートをまとう牧野さん
レスキューシートをまとう牧野さん

カテゴリー:社会・経済

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