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豊橋八町小で浄瑠璃人形の操作体験

3人の呼吸を合わせ人形を操る児童=八町小学校で
3人の呼吸を合わせ人形を操る児童=八町小学校で

 豊橋市立八町小学校で14日、地域に古くから伝わる「飽海(あくみ)人形浄瑠璃」を体験する出前授業があった。吉田文楽保存会の会員から人形の操作方法を教わり、3人で一体を操る独特の表現手法を体感した。
 飽海人形浄瑠璃は400年以上伝わる地元の芸能芸能で、吉田文楽保存会が継承を担う。学校では今年度、3年生を対象に伝統芸能に親しむ活動に取り組んでいる。
 出前授業は、9月に豊城中学校の生徒が上演した鑑賞会で、多くの児童から「実際に人形を動かしたい」と声があったのを受けて実現した。
 この日は保存会員の手ほどきで、3人一組で一体の人形を動かすためのこつを学んだ。「頭と右手」と「左手と胴体」の他、背後で全体の動きを支える役割を交替で担った。3人の呼吸、首や手指の細かな動きで人形の感情表現に挑んた。
 伊東姫奈さん(8)は「両手で頭と右手を動かすのが難しかったけれど慣れると楽しい。定期公演も見てみたい」と興味津々に語った。
 保存会の伊賀太吉副会長は「中学生の上演会などで反響は大きく、保存活動にもいい影響を与えてくれる」と幼い後継者候補に期待を寄せる。
【加藤広宣】

 豊橋市立八町小学校で14日、地域に古くから伝わる「飽海(あくみ)人形浄瑠璃」を体験する出前授業があった。吉田文楽保存会の会員から人形の操作方法を教わり、3人で一体を操る独特の表現手法を体感した。
 飽海人形浄瑠璃は400年以上伝わる地元の芸能芸能で、吉田文楽保存会が継承を担う。学校では今年度、3年生を対象に伝統芸能に親しむ活動に取り組んでいる。
 出前授業は、9月に豊城中学校の生徒が上演した鑑賞会で、多くの児童から「実際に人形を動かしたい」と声があったのを受けて実現した。
 この日は保存会員の手ほどきで、3人一組で一体の人形を動かすためのこつを学んだ。「頭と右手」と「左手と胴体」の他、背後で全体の動きを支える役割を交替で担った。3人の呼吸、首や手指の細かな動きで人形の感情表現に挑んた。
 伊東姫奈さん(8)は「両手で頭と右手を動かすのが難しかったけれど慣れると楽しい。定期公演も見てみたい」と興味津々に語った。
 保存会の伊賀太吉副会長は「中学生の上演会などで反響は大きく、保存活動にもいい影響を与えてくれる」と幼い後継者候補に期待を寄せる。
【加藤広宣】

3人の呼吸を合わせ人形を操る児童=八町小学校で
3人の呼吸を合わせ人形を操る児童=八町小学校で

カテゴリー:地域・教育

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