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豊橋技科大が国際戦略発表

IMLEXプログラムの1期生の修了式=豊橋技術科学大で
IMLEXプログラムの1期生の修了式=豊橋技術科学大で

短期から中長期へ

 豊橋技術科学大学は2027年度までの6年間で、海外で活躍できる指導的な技術者や研究者を育成する「国際戦略2022」を発表した。これまで2年ごとの短期戦略を中長期に改めた。グローバル教育や短期留学プログラムの再構築などを図る他、東南アジアと欧州の拠点を結んで共同で単位や学位を取得できる仕組みなども目指す。
 戦略では、研究や人的交流の国際ネットワーク構築▽グローバル教育プログラムの再構築と到達水準の高度化▽東南アジアと欧州をつなぐ海外拠点構築▽短期での単位付与型を含む学生の留学プログラム充実化-を重点的な柱とする。新型コロナウイルスとの共生を見通して打ち出した。
 単位付与型の短期留学は海外実務訓練のプログラムがあった。新入生への調査で7割超が留学に関心を寄せるが、語学の壁で潜在的な需要にとどまっていた。今後は需要を掘り起こして海外留学を促すプログラム構築を図る。
 海外拠点づくりでは、交流が盛んなタイ、マレーシア、インドネシアの東南アジアと、ドイツやフィンランドなど欧州を重点的に進める。マレーシアでは13年に拠点を置き、学生や教職員の交流や海外実務訓練を始めた。
 また、20年度から文部科学省の事業「日・EU戦略的高等教育連携支援」でフィンランドやドイツ、フランスの大学と修士号の共同取得する「IMLEX」プログラムで連携している。
 今年度は1期生が修了を迎え、学内から参加したマーティンセン・マイケル誠さん(博士後期)と磯村凌さんが3大学から修士号を取得。豊橋技科大でも9月に修了式があり、参加国の学生に学位を授けた。
 こうした取り組みを基に東南アジアや欧州の拠点化を進め、グローバル人材育成の特色としたい考えだ。
【加藤広宣】

短期から中長期へ

 豊橋技術科学大学は2027年度までの6年間で、海外で活躍できる指導的な技術者や研究者を育成する「国際戦略2022」を発表した。これまで2年ごとの短期戦略を中長期に改めた。グローバル教育や短期留学プログラムの再構築などを図る他、東南アジアと欧州の拠点を結んで共同で単位や学位を取得できる仕組みなども目指す。
 戦略では、研究や人的交流の国際ネットワーク構築▽グローバル教育プログラムの再構築と到達水準の高度化▽東南アジアと欧州をつなぐ海外拠点構築▽短期での単位付与型を含む学生の留学プログラム充実化-を重点的な柱とする。新型コロナウイルスとの共生を見通して打ち出した。
 単位付与型の短期留学は海外実務訓練のプログラムがあった。新入生への調査で7割超が留学に関心を寄せるが、語学の壁で潜在的な需要にとどまっていた。今後は需要を掘り起こして海外留学を促すプログラム構築を図る。
 海外拠点づくりでは、交流が盛んなタイ、マレーシア、インドネシアの東南アジアと、ドイツやフィンランドなど欧州を重点的に進める。マレーシアでは13年に拠点を置き、学生や教職員の交流や海外実務訓練を始めた。
 また、20年度から文部科学省の事業「日・EU戦略的高等教育連携支援」でフィンランドやドイツ、フランスの大学と修士号の共同取得する「IMLEX」プログラムで連携している。
 今年度は1期生が修了を迎え、学内から参加したマーティンセン・マイケル誠さん(博士後期)と磯村凌さんが3大学から修士号を取得。豊橋技科大でも9月に修了式があり、参加国の学生に学位を授けた。
 こうした取り組みを基に東南アジアや欧州の拠点化を進め、グローバル人材育成の特色としたい考えだ。
【加藤広宣】

IMLEXプログラムの1期生の修了式=豊橋技術科学大で
IMLEXプログラムの1期生の修了式=豊橋技術科学大で

カテゴリー:地域・教育

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