3年ぶりの「豊橋まつり」開幕

駅前で5000人余が「総おどり」

　東三河最大規模の市民まつり「第66回ええじゃないか豊橋まつり」（豊橋まつり振興会主催）が15日、豊橋市の中心市街地で始まった。新型コロナウイルスの影響で３年ぶりに開かれ、各会場は２年間でたまったエネルギーを発散させるうような熱気に包まれた。初日夜の「総おどり」は５０００人余りが駅前大通りを埋めた。16日まで。
　イベント規模の縮小や統合でコロナ感染対策を講じた。総おどりも前回までの広小路通り会場はやめ、参加者数も大幅に絞った。
　午後６時半の開演で駅前大通りには１１３団体が集結。浴衣や法被、コスプレ衣装などの姿で登場した参加者は「豊橋音頭」や「新豊橋とんとん唄」「マツケンのええじゃないかⅡ」の３曲を踊った。
　２年前のＮＨＫ連続テレビ小説が縁で交流が始まった、福島市の「福島わらじまつり」実行委員会も参加。夏の「ふくしま花火大会」に参加したお礼にと、参加が決まったという。
　総おどりに先駆け、松葉公園で開いた「こども総おどり」には約１００人が参加。ステージで練習の成果を披露した。
　ほか、中心街「まちなかエリア」で開いた「ええじゃないか舞踏三昧（ダンスざんまい）」には過去最多の１０３団体が参加した。
　松葉公園や市こども未来館ここにこ、豊橋駅南口駅前広場の他、歩行者天国の広小路通りに三つの「演舞場」を設け、よさこいからヒップホップなどさまざまなダンスを披露した。各校区から選ばれた豊橋まつりクイーンの47人は、各演舞場を巡って「Ｎｉｚⅰｕ」の「Ｍａｋｅ　ｙｏｕ　ｈａｐｐｙ」に乗せたダンスを披露した。

造パラや新企画・スポーツ博も

　この他、豊橋公園エリアでは小学生の「子ども造形パラダイス」や新企画「とよはしスポーツ博」など数多くのイベントがあり、大勢の来場者でにぎわった。
　16日は豊橋公園エリアで仮装やダンスや演奏などのパフォーマンスを展開する「ええじゃないか舞らん行列」もある。
【加藤広宣】