豊橋市の姉妹都市トリードの学生来訪

　豊橋市の姉妹都市、米国オハイオ州トリード市のトリード大学の学生９人が、豊橋市を訪れている。22日には、同市役所で佐原光一市長にホームステイの様子や日本食の感想などを語った。
　９人は、コミュニケーションや地理学などを学ぶ19～23歳の男女。21日に東京から来豊し、豊橋、豊川両市の家庭にホームステイしながら28日まで市内で日本文化を体験したり、教育交流協定校の愛知大学の学生らと交流を深めたりする。
　学生たちは、佐原市長に「アニメで見ていた畳に布団で寝ることができた」と興奮気味に報告。さらに「日本の全部が好き」と日本語で言い、「アメリカの外に家族と呼べる人ができたことがうれしい」と話すなど早くも日本になじんでいる様子だった。
　佐原市長は「さらなる日本のファンになってほしい」と歓迎した。
　学生らの訪問は18回目を迎え、引率する同大学日本語学科の原譲教授は「卒業生が30～40人ほど日本で活躍し、この地域でも来豊した子が教育関係の仕事をしている。人生を変える機会を与えていただき、感謝します」と述べた。
　９人は滞在中、市立羽田中学と私立桜丘高校を訪問するほか、茶道華道などを体験する予定。
　また、27日午後１時から、原教授と豊橋市から同大学へ留学している学生らがトリード市での学生生活を紹介する講演会が豊橋市国際交流協会（駅前大通２）である。
　申し込み、問い合わせは同協会（０５３２・55・３６７１）へ。
(飯塚雪)