豊川信金が若手経営者の会設立

　豊川信用金庫は24日、豊川商工会議所で「かわしん若手経営者の会」の設立総会を開いた。基調講演では「カレーハウスＣｏＣｏ壱番屋」創業者の宗次徳二さんが「今、再認識『経営は自己責任』」をテーマに講演した。
　次世代を担う45歳以下の若手経営者を育成する。企業と地域社会の繁栄への貢献を目指す。セミナーや研修旅行などが予定されている。会員は40人超。会長には信愛会理事の大石宗弘さんが就任し、「入会してよかったと言われるような会にするため、他にはない取り組みをしていく」と決意を語った。
　宗次さんは講演で「音楽やスポーツなど、さまざまな世界があるが、経営者の世界で成功するのが一番簡単」と述べ「真面目によそ見せずに頑張っていけば大丈夫」と成功の極意を紹介した。
　そのうえで「経営者の特権は、休みなく働き続けられること。才能がなくても長時間働き続ければ、結果は必ず出る。ちなみに私の今年の目標は１日も休まず５５００時間以上働くことで、今年に入り１日も休んでいない」と述べた。さらに「経営はトップダウンが当たり前。イエスマンを周囲に置くことが大切。いちいち意見を言われたら腹が立つ」と持論を展開。「ただし、トップダウンをするためには、増収増益を確保し、社員の給与を増やしていくことが前提」と話した。
【竹下貴信】