スギ薬局が豊橋市に救急箱を寄贈

　ドラッグストア大手のスギ薬局（大府市）は24日、包括連携協定を結ぶ豊橋市に自社オリジナルの救急箱１０６箱（60万円相当）を贈った。市内の保育園や教育関連施設などに置く。小笠原和馬営業部長が市役所で浅井由崇市長に目録などを手渡した。
　同社によると、スギ薬局の利用客らの声がきっかけで、出店地域で連携協定を交わす自治体への救急箱寄贈につながったという。豊橋市とは今年２月、子どもの健全育成を目的に包括連携協定を交わした。
　救急箱は非売品。２種類のばんそうこうや包帯セット、サージカルテープ、体温計など13点が入る。市立保育園や子育て支援施設、体育館などスポーツ関連施設や52カ所ある「のびるんｄｅスクール」などに置く。
　小笠原部長は「連携を結ぶ自治体への支援策として続けている。子どもたちが安心してスポーツに打ち込めるよう活用してほしい」と託した。
　浅井市長は「コロナ禍で『密』にならない屋外の遊びが増えた。けがへの備えとして保護者にも安心してもらえる」と感謝した。　　【加藤広宣】