蒲郡市が東港地区のまちづくり推進へ

社会実験も見据え「食」テーマに意見交換

　蒲郡市は23日、蒲郡駅から竹島までの「東港地区」のまちづくりを考えるトークセッションを市勤労福祉会館で開いた。
　水族館などの用地として竹島ふ頭周辺を埋め立てた約15㌶。社会情勢の変化で施設利用計画が中断し、現在は暫定的な利用にとどまっている。
　市は東港地区のまちづくりを活発化させるため、今年から専門家による検討チームを立ち上げ、官民連携の取り組みを始めた。今後、市民と事業者が東港の公共空間を活用して「１日過ごしたくなる海辺の日常の姿」を実際につくるミニ社会実験を考えている。５～６月にワークショップを開き、参加者から東港地区の発展に期待することや、蒲郡のいいところなどに関する意見を聞いた。
　今回は社会実験の実現に向け、まちおこしに活躍する人を招き、蒲郡に必要なまちづくりを考えた。この日、市内の食品事業者やまちづくりに興味を持つ市民など約40人が参加した。
　「食」をテーマに話し合ったほか、これまでの取り組みを紹介した。
【林大二朗】