井関が豊橋善銀を通じてXマスブーツ寄贈

　クリスマス用品の製造、販売など手掛ける豊橋市江島町の「井関」は14日、詰め合わせ菓子入りクリスマスブーツ３００個を豊橋善意銀行に預託した。地元福祉施設の利用者に贈ってもらう。
　同社では約50年前、高齢者施設へブーツのプレゼントを始めた。「子どもたちには夢を、高齢者には元気を」と、三十数年前からは善意銀行を通して、寄付を受ける機会が少ない小規模施設を中心とした福祉事業所へのプレゼントを続ける。
　今年も、スナック菓子などがぎっしり詰まった真っ赤なかわいらしいブーツを用意。同社を訪れた善意銀行の中神真常務理事に手渡した。
　「昔は自分たちで市外の施設に持っていった」と井関吉郎社長。長年の善意に「施設の子どもたちからのお礼の手紙もたくさん届いている」と話す。同行は市内７～８カ所の福祉施設に順次ブーツを届ける予定だ。
【田中博子】