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ドローン国家試験会場に「とよはし産業人材育成センター」

ドローン国家試験の会場に選ばれたとよはし産業人材育成センター=神野新田町で
ドローン国家試験の会場に選ばれたとよはし産業人材育成センター=神野新田町で
屋内飛行も可能な実習棟(提供)
屋内飛行も可能な実習棟(提供)

 目視外でのドローン飛行が可能になる航空法改正に伴い、新設の国家資格「無人航空機操縦士試験」の実技試験場に、豊橋市神野新田町の「とよはし産業人材育成センター」が選ばれた。東海地方では唯一の試験場となる。屋内で機体を飛ばせる広くて高い建物などの施設が評価された。
 国家試験は国指定機関の「日本海事協会」が担当する。学科や身体検査のほかに操縦技能を測る実技試験がある。会場は制度開始に伴い全国10カ所を選んだ。
 センターは旧港湾技能研修施設を改装した。市が今年4月から産業人材育成の拠点として活用している。3・2㌶の広大な敷地に、実習棟や座学の施設がある。
 実習棟は幅65㍍、奥行き18㍍、高さ14㍍の巨大な倉庫のような建物。市によると、ドローンが飛行できる屋内施設としては中部地方最大級の規模。屋外敷地も含む練習環境の良さに加え、国道23号沿いの立地で広域から来場可能な利便性も選定につながったという。
 市産業部は今後、登録講習機関の民間事業者が運営するスクールの実技講習の需要など、さらに利用拡大が見込めると期待している。
 改正航空法は5日に施行され、有人地帯でドローンの目視外飛行が可能な「レベル4」の運用を認めた。一方、運航技能を証明する資格制度を設け、国指定機関で試験する。
 豊橋市下地町でスクールを営む中西孝光さんは「数少ない試験場が誘致されてうれしい」と話した。
【加藤広宣、林大二朗】

 目視外でのドローン飛行が可能になる航空法改正に伴い、新設の国家資格「無人航空機操縦士試験」の実技試験場に、豊橋市神野新田町の「とよはし産業人材育成センター」が選ばれた。東海地方では唯一の試験場となる。屋内で機体を飛ばせる広くて高い建物などの施設が評価された。
 国家試験は国指定機関の「日本海事協会」が担当する。学科や身体検査のほかに操縦技能を測る実技試験がある。会場は制度開始に伴い全国10カ所を選んだ。
 センターは旧港湾技能研修施設を改装した。市が今年4月から産業人材育成の拠点として活用している。3・2㌶の広大な敷地に、実習棟や座学の施設がある。
 実習棟は幅65㍍、奥行き18㍍、高さ14㍍の巨大な倉庫のような建物。市によると、ドローンが飛行できる屋内施設としては中部地方最大級の規模。屋外敷地も含む練習環境の良さに加え、国道23号沿いの立地で広域から来場可能な利便性も選定につながったという。
 市産業部は今後、登録講習機関の民間事業者が運営するスクールの実技講習の需要など、さらに利用拡大が見込めると期待している。
 改正航空法は5日に施行され、有人地帯でドローンの目視外飛行が可能な「レベル4」の運用を認めた。一方、運航技能を証明する資格制度を設け、国指定機関で試験する。
 豊橋市下地町でスクールを営む中西孝光さんは「数少ない試験場が誘致されてうれしい」と話した。
【加藤広宣、林大二朗】

ドローン国家試験の会場に選ばれたとよはし産業人材育成センター=神野新田町で
ドローン国家試験の会場に選ばれたとよはし産業人材育成センター=神野新田町で
屋内飛行も可能な実習棟(提供)
屋内飛行も可能な実習棟(提供)

カテゴリー:社会・経済

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