ライオンズ育成枠指名の三浦さん 豊橋市長へ報告

　今年のプロ野球ドラフト会議で西武ライオンズから育成枠３位指名を受けた三浦大輝さんが20日、豊橋市役所を訪れ、浅井由崇市長に報告した。県立時習館高校出身で中京大学４年生。
　来年１月に入寮、新人合同練習が始まるという三浦さんは「春には支配下登録を目指す。世話になった人や豊橋の人たちに、１軍で活躍し投げているところを見せたい」と抱負を述べた。
　支配下登録の期限は７月。「半年が勝負。課題は明確で、自信はある」と話す。高校野球以降、プロになるには球速だけでは駄目と言われ、プロのストライクゾーンに対応できるコントロールを磨いてきた。
　浅井市長は三浦さんが小さな頃から努力を重ねてきたことをたたえ「好きなことに一途に打ち込めるのはすてきなこと。ぜひ、勇姿を見せてほしい」と激励した。時習館ＯＢの杉浦康夫副市長も同席し応援した。
　入団会見を終えてあいさつ回りをする中で、日々実感が湧いてきたという三浦さん。「多くのエールをいただいて、使命を感じ、気が引き締まった」と力強く語った。蒲郡市出身で育成枠ながら米大リーグメッツへの移籍が決まった千賀滉大さんに触れ「いばらの道だと思う。すごいことだ。どれだけ頑張ったのか、自分で実感したい」と述べた。
　この日のネクタイはライオンズにちなんだ青。世話になったスポーツライターからプレゼントされたという。「息長く活躍する選手になりたい。夢は大きく、最多数登板投手になること」と意気込んだ。
【岸侑輝】