難関の国家資格に合格 豊橋工科高の2生徒

　豊橋工科高校の生徒が国家資格の中で難関とされる第３種電気主任技術者（電験３種）や危険物取扱者甲種に合格するなど目覚ましい結果を出した。
　電験３種に合格したのは電気科３年の大林伯斗さん（18）。同校で在学中の合格は14年ぶりという。一般には社会人向けの資格で、合格率は例年10％を下回ることも珍しくない。中部電気保安協会の保安技術者として働きたいといい「ほっとしている。高校生の内に取れてよかった。次は２種の合格を目指したい」と語った。
　危険物取扱者甲種合格は電気科３年の河合旅人さん（18）。同校では８年ぶり。高校生が甲種の試験を受けるには下位資格の乙類全種取得が必要。ガソリンなどを取り扱える乙種４類を学校の勧めで取得した後、向上心と興味が高じて甲種取得に挑戦したくなったという。「そろえられたら格好いいなと思って。満足です」とうれしそうに話した。
【岸侑輝】